月曜日は○○マンデーか?暴落で買いたい銘柄3選+α

- なぜ月曜日に市場が荒れやすいのか、○○マンデーの背景と要因
- 暴落時に買い場を見極めるためのポイントと底打ちのサイン
- 暴落局面でも検討したい3つのタイプ別注目銘柄(高配当・ディフェンシブ・成長)
さっさと銘柄知りたい方は以下から!
暴落で買いたい銘柄3選+α – 悠々閑話
📉 月曜日は○○マンデーで暴落?
週末、日経平均先物が急落しました。
その背景には、米国の雇用統計が予想以上に悪化したことがあり、市場では景気後退懸念が再燃しています。
これを受けて、月曜日の日本市場も荒れ模様になる可能性が高く、「○○マンデー」の到来を警戒する声が広がっています。
月曜日の朝、マーケットが真っ赤に染まると、SNSでは「○○マンデー」という言葉が飛び交います。
ブラックマンデーを彷彿とさせるこの響きは、ただの語呂合わせではありません。
実際、月曜日は市場が荒れやすい傾向があるのです。
☀️ 次の月曜日は○○マンデーではない?
このような記事を書いておいてなんですが、筆者は次週の月曜日については、過度な心配は不要だと考えています。
現在の需給状況を見る限り、過去の暴落局面ほど悪材料が集中しているわけではないためです。
もちろん油断は禁物ですが、不安に振り回されるよりも、冷静に状況を見極める目を養うことが、長期的な投資力につながります。
とはいえ、本記事では○○マンデーといわれるような暴落局面にフォーカスをあて、さらにその場合に狙いたい銘柄について解説していきます。
🌀 ○○マンデーとは?
「ブラックマンデー」とは、1987年10月19日に起きた世界的な株価暴落のことを指します。ブラックマンデー – Wikipedia
この日、ダウ平均は一日で22.6%も下落し、まさに“悪夢の月曜日”となりました。
では、なぜ月曜日に暴落が起きやすいのでしょうか?
- 週末に発表された悪材料(経済指標や地政学的リスクなど)が月曜日に反映される
- 日本市場は世界的に見て最も早く月曜日の取引が始まる
- 週末の材料を真っ先に織り込む
- その結果、過剰反応や行き過ぎた値動きが起こりやすい
このように、月曜日は“市場の気分が変わる日”であり、その気分が悪化すると○○マンデーが生まれるのです。
💡 暴落はチャンス!買い場の見極め方
暴落局面では、どうしても感情が先行しがちです。
しかし、冷静に状況を見極めることで、優良銘柄を割安で購入できるチャンスにもなります。
見極めのポイントは以下の通りです:
- 業績が安定しているか
- 長期的な成長が見込めるか
- 一時的な下落か、構造的な問題か
「落ちるナイフは掴むな」という格言もありますが、ナイフが床に刺さった後であれば拾っても問題ありません。
つまり、底打ちの兆しを見極めることが重要です。
📉 過去の傾向から学ぶ底打ちのタイミング
過去の暴落局面では、「月曜日に急落 → 火曜日まで下げ続け → 水曜日に反発の兆しが出る」というパターンが比較的多く見られます。
そのため、水曜日の値動きが底打ちの判定材料になることが多いとされています。
📊 チャートパターンで見る底打ちシグナル
テクニカル分析の観点では、長めの下髭が出た翌日に大きく上昇したとき、底打ちサインとなりやすいと言われています。
たとえばまだ記憶に新しい2024年8月の暴落局面もそうでしたね。

他にも「アイランドリバーサルの逆パターン」が現れるたときも、強力な底打ちシグナルとなります。
これは、ギャップダウンによって孤立した安値が形成された後、ギャップアップで価格が回復するパターンで、市場のセンチメントが急速に好転したことを示します。
このように、ファンダメンタルズとテクニカルの両面から買い場を見極めることで、暴落を単なる恐怖ではなく、合理的なチャンスとして捉えることが可能になります。
📈 暴落時に検討したい銘柄:3つの視点から選ぶ
繰り返しになりますが、「暴落=撤退」ではなく「暴落=戦略的な買い場」と捉える視点が重要です。
なぜなら、普段は高くて買えない銘柄が不当に安くなっているからです。
そこで、月曜日が○○マンデーになって暴落した場合、積極的に買いたい銘柄3選+αを異なる視点からご紹介します。
タイプ | 銘柄名 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
🏦 高配当 | JT(2914) | 決算が好感されて大幅上昇中の同社。配当利回り4.2%。生活習慣型ビジネスで景気に左右されにくく、海外展開も進行中。暴落時でもインカムゲインが魅力で買いたい! |
🛒 ディフェンシブ | KDDI(9433) | 通信インフラとして安定収益を確保。さらに金融・サブブランドなど多角化も進行中。景気耐性が高く、守りの資産として有効。 |
🚀 成長テーマAI半導体 | アドバンテスト(6857) | AI半導体関連銘柄の本命で半導体テスト装置の需要が急増。半導体業界全体では決算が軟調な中、AI分野に特化した同社は明確な成長ストーリーあり。 |
+α 🚀 成長テーマ非AI半導体 | 東京エレクトロン(8035) レーザーテック(6920) | 決算ミスやレーティング引き下げで大幅下落中の2社。さらに追い打ちをかけて下がるようであれば長期的には狙ってOK。 |
これらの銘柄は、暴落時でも“買いの選択肢”として検討する価値があります。
半導体銘柄はAI系のみ好調で他は軟調と明暗がはっきり分かれていますが、長期的には買い目線で問題ないと考えています。
ちなみに筆者は2025/8/1終値で東京エレクトロンはギリギリ含み益、レーザーテックはギリギリで含み損に転落という状態です。長期で買い持ちするつもりです。
また、この他には防衛関連の国策銘柄である三菱重工業(7011)なども検討したいところです。国策に売りなし、の格言通り、安くなったら狙いたい銘柄です。
🧭 まとめ:○○マンデーを乗り越えるために
暴落は誰にとっても不安なものです。
しかし、だからこそ冷静な判断が価値を生みます。
○○マンデーは、ただの“憂鬱な月曜日”ではなく、“買いマンデー”になる可能性もあります。
市場のノイズに惑わされず、価値とタイミングを見極める力が、投資家としての差を生みます。
もしも、月曜日が○○マンデーになって暴落したとき、ここで紹介した3選の値動きに注目してみてもよいでしょう。
あなたなら、買いマンデーに何を買いますか?