【今週のピックアップ銘柄】プレス工業ー2025年12月3週ー
いすゞ系商業トラックのフレームメーカー、株価好調ながら高配当、まだPBR1倍割れで割安:プレス工業
今週のピックアップ銘柄:プレス工業(7246)
プレス工業は商用車の部品メーカーで、トラック向けを中心に自動車部品のプレス用金型、建設機械用キャビン(運転室)の製造・販売を手掛けています。

セグメント構成は以下の通りです。自動車関連で82.5%となっており、次いで建設機械関連です。

日本が42.6%、海外売上が半分以上となっています。中でもタイが36.4%と大きく、次いで米国となっています。

プレス工業の注目点
直近で株価が堅調に推移しているプレス工業ですが、その注目点について見ていきます。
ニッチトップ企業
トラック用のフレームは高シェア、そしてアクスルについては国内トップシェアです。いわゆるニッチトップ企業です。
いすゞ自動車との関係
トラックで有名ないすゞ自動車を得意先としています。決算指標でも2026年3月期第二四半期の売上ではいすゞ向けが28%になっています。
そしてそのいすゞ自動車は大幅続伸の記事が出ています。業績伸長期待が高まっているとのことで、これを受けてプレス工業も連れ高となっています。
プレス工業の株価指標
PER、PBR、配当利回りの水準
PERは12.7倍、PBR0.71倍と割安です。


そして配当利回りは直近で約4.3%となっています。株価が堅調に上昇した結果、少し下がったもののかなり高配当です。過去には5%を超える水準もありましたので少し物足りない状況ではあります。

株価推移
6カ月の日足チャートを見ると、11月から大幅続伸となっています。これは先のいすゞ自動車のニュースを受けてのものです。

そして5年の週足チャートでは2023年から大きく上昇しています。一時的に下がったものの、2025年に入ってからの上昇がかなり大きいことがわかります。2024年につけた高値を抜いたところであり、さらにアップサイドが狙えます。26週線がサポートになることが多いため、押し目としては26週線がねらい目といえるでしょう。

プレス工業の株主還元と業績推移
株主還元の方針については、総還元性向60%、DOE3.0%を目標としています。近年の配当金の伸びは非常に優秀です。

さらに通期業績推移は良くも悪くも横ばいです。

自己資本比率は57.6%で及第点。自己資本は積み上げ傾向です。

今週のピックアップ銘柄:プレス工業まとめ
プレス工業はいすゞ系商業トラックのフレームメーカー、株価好調ながら4.3%と高配当。それでもまだPBR0.7倍と非常に割安です。業績は安定しており、DOE3%のため配当は高配当の継続が期待できます。
筆者は435円で200株保有しています。追撃の買いはできれば26週線まで落ちてくるタイミングを狙って購入したいと考えています。およそ600円あたりを一つの目安としています。
以降は市場概況です。
市場概況:AI株不安で下落も、利上げ通過で底堅い動き
ここでは、主要な指標を見ながら今週を振り返りつつ、次週での立ち回り方、戦略を考えたていきます。
主要指標


日経平均PERの推移
過去のPER推移からみた日経平均のPERレンジは総悲観で12倍、総楽観で16倍。
そして現在のPERは19倍からは陥落したもののいまだ18倍台で大幅高のままです。
なお、下の図の薄い緑のレンジがPER14~16倍となりますが、日経平均は最近の調整によりこのレンジに近づいていく推移となっています。


株価の上昇は来期のEPS成長を先取りしたものである、ということは毎週ふれています。つまり、赤線が下落する(株価が下がる)か、薄い緑レンジが上昇する(EPSが上がる、適正PERレンジを引き上げる)の何れかが起きます。
現状の推移は、EPS、株価とも横ばいの状況で乖離も横ばいです。
なお、今の価格帯だと下図のEPS成長率表中の赤いセルに位置しています。EPSは決算開始前の値に固定しています。今の株価だとEPSが10%成長してもPER17倍台ですので、次の決算でさらにEPS成長を実現する必要があります。

10%成長の場合でPER15倍で42,834円です。年末にかけて暴落クラスの下げが来たとしてもその辺りが約20%の下落になり、下限の目安と考えています。
騰落レシオ

今週も良い決算を出した銘柄を中心に個別の物色が続いています。先週に続いてTOPIXが強い展開となっており、最高値を更新しています。騰落レシオはやや過熱気味ですが、許容範囲です。
ちなみに、筆者は「25日の騰落レシオが90を下回る水準で買う」、という単純なルールだけでもかなり勝率が上がると考えています。
銘柄の選別は大事になりますが、上値余地のある現物はガチホ継続です。
投資主体別 売買状況

2週続けて海外勢が買い越しています。逆に証券自己が売っています。また、事業法人は順当に買いを継続しています。個人は現金では売り越しています。
市場概況まとめ
日経平均のPERは過去レンジ(12〜16倍)の上限を超えています。このままEPSの伸びが伴わないまま株価が上昇すると、PERが16倍を超える危険な兆候となります。
つまり現在の株価水準は「かなり割高」と評価されるので、今後の企業収益の伸びが伴うかどうかが最大の焦点。





