【今週のピックアップ銘柄】東計電算ー2026年1月1週ー
財務鉄壁、12期連続増配中で配当利回り4.1%の安定高配当株、優待でおこめ券あり:東計電算
今週のピックアップ銘柄:東計電算(4746)
東計電算は情報処理業務(データセンター・ネットワークの運用)、システム開発(業務ソフトなど)、アウトソーシングを3本柱とする独立系の情報処理サービス会社です。

完全内製のビジネススタイルのため、業種にあわせたカスタマイズサービスを提供できることが強みです。
セグメント構成は以下の通りです。情報処理ソフトウェア開発が主力となっています。

なお、海外売上高の情報はないため、基本的に日本国内での事業のみとなります。
東計電算の注目点
直近で株価がやや調整気味の東計電算ですが、その注目点について見ていきます。
事業の安定性と成長性
直近10年間の業績を振り返ると、9期で増収、8期で増益となっています。非常に優秀な推移を見せており、今期も過去最高益を更新する見通しとなっています。

安定高配当&財務鉄壁の自己資本比率
安定した増配姿勢、自己資本比率の高さ、ROEの高さも魅力です。株価指標の節にて詳しく見ていきます。
株主優待でおこめ券
東計電算は株主優待で880円分のおこめ券を配布しています。
光通信が大株主
筆者は光通信の長期投資手法を参考にしています。その光通信も東計電算に投資していることがわかりました。これは偶然だったので、同じ銘柄に目を付けることができるようになったことを嬉しく感じています。

東計電算の株価指標
PER、PBR、配当利回りの水準
PERは14.3倍、PBR1.58倍と特に東証平均と比べて特に割安ということはありませんが、PER,PBRとも過去5年レンジで見ると割安な位置にあります。


そして配当利回りは直近で約4.1%となっています。平均で約3%なので、かなり高い水準ということができます。

株価推移
6カ月の日足チャートを見ると、移動平均線をはさんで上下に振れています。大局は横ばいから上昇トレンドに移行できるかどうかというところです。

そして5年の週足チャートでは2021年から安定した上昇を見せています。2024年8月につけた高値からは下落したままですが、徐々に上昇しています。ここからの明確な上昇トレンド復帰が期待されます。

東計電算の株主還元と業績推移
株主還元の方針については、配当性向 30 %を目処に利益成長に応じた持続的な増配を掲げています。業績は安定して好調を維持しているので、12期連続増配と非常に優秀です。

さらに先にも見た通期業績推移を再掲しますが、売上高、利益とも美しい右肩上がりとなっています。

自己資本比率は約80%でまさに鉄壁で、自己資本は積み上げ傾向です。

今週のピックアップ銘柄:東計電算まとめ
東計電算は自己資本比率80%と財務鉄壁、完全内需ながら独立系のシステム開発で安定した増収増益を実現。事業の安定成長による12期連続増配中の利回り4.1%高配当株。
株主還元は配当性向30%ですが、安定配当と増配を目指すとの文言もあり、その通りの還元を実施しています。
なお、筆者は大納会にて、S株で購入を開始しました。ここは12月権利なので、権利落ちも狙い目でしたね。今後もちびちびと追加購入していくつもりです。
以降は市場概況です。
市場概況:年末利益確定売りでやや軟調も5万維持
ここでは、主要な指標を見ながら今週を振り返りつつ、次週での立ち回り方、戦略を考えたていきます。
主要指標


日経平均PERの推移
過去のPER推移からみた日経平均のPERレンジは総悲観で12倍、総楽観で16倍。
そして現在のPERは直近で再び19倍で大幅高のままです。
なお、下の図の薄い緑のレンジがPER14~16倍となりますが、日経平均は横ばい推移のためこのレンジと乖離を保ったままとなっています。


株価の上昇は来期のEPS成長を先取りしたものである、ということは毎週ふれています。つまり、赤線が下落する(株価が下がる)か、薄い緑レンジが上昇する(EPSが上がる、適正PERレンジを引き上げる)の何れかが起きます。
現状の推移は、EPS、株価とも横ばいの状況で乖離も横ばいです。
なお、今の価格帯だと下図のEPS成長率表中の赤いセルに位置しています。EPSは決算開始前の値に固定しています。今の株価だとEPSが10%成長してもPER17倍台ですので、次の決算でさらにEPS成長を実現する必要があります。

10%成長の場合でPER15倍で42,834円です。年始から暴落クラスの下げが来たとしてもその辺りが約20%の下落になり、下限の目安と考えています。
騰落レシオ

今週も引き続きTOPIXが強い展開となっており、最高値を更新し続けています。海外投資家はすでに休暇に入っているので、出来高が細った薄商いの中、騰落レシオはかなり過熱気味です。
ちなみに、筆者は「25日の騰落レシオが90を下回る水準で買う」、という単純なルールだけでもかなり勝率が上がると考えています。
銘柄の選別は大事になりますが、上値余地のある現物はガチホ継続です。
投資主体別 売買状況

執筆段階でまだ新しいものが出ていなかったので、前回と同じです。海外勢が売り越しに転じています。逆に証券自己が買っています。そんな中でも事業法人は順当に買いを継続しています。個人は現金では買いに転じていて、あまり良くない展開です。
市場概況まとめ
日経平均のPERは過去レンジ(12〜16倍)の上限を超えています。このままEPSの伸びが伴わないまま株価が上昇すると、PERが16倍を超える危険な兆候となります。
つまり現在の株価水準は「かなり割高」と評価されるので、今後の企業収益の伸びが伴うかどうかが最大の焦点。



