【今週のピックアップ銘柄】KHネオケムー2026年2月1週ー
エアコンオイルシェアで世界シェアトップクラスのニッチトップ株、DOE4%を公言、非減配9期で配当利回り4.1%も配当性向に余力あり:KHネオケム
今週のピックアップ銘柄:KHネオケム(4189)
KHネオケムは化学素材メーカーで、エアコンオイルや液晶・半導体製造用の溶剤などの電子材料を販売しています。

セグメント情報はありませんので、ほぼ単一事業による収益となります。
海外売上高の構成比をみると、日本が75.6%、次いで中国が13%でその他もアジアが続きます。アジアがメインとなります。

KHネオケムの注目点
直近で株価は横ばい傾向のKHネオケムですが、その注目点について見ていきます。
冷凍機油(エアコンオイル)の原料販売で世界トップクラスのシェア
KHネオケムはエアコンオイルの原料で世界トップクラスのシェアを誇ります。ニッチな分野ではありますが世界トップの製品を持つ企業は強いです。価格転嫁もしやすく、今後も市場で勝ち残りやすいと言えるでしょう。
ROE12%、DOE4%と増配期待が高い
ROEは12%を超えており、東証平均8%を上回って利益率が高い企業です。それでいてDOE4%を宣言しています。ROEとDOEの差が大きいと増配につながりやすいため、これだけ差があれば今後の増配に大きく期待が持てます。配当性向も40%を下回っており、やはり増配余力は十分です。
KHネオケムの株価指標
PER、PBR、配当利回りの水準
PERは11.9倍、PBR1.34倍となっています。KHネオケムの過去5年レンジでの推移で見るとPER、PBRともやや割安といった値です。もう少し安い水準を狙いたいところです。


そして配当利回りは直近で約4.1%となっています。平均で約4%なので、KHネオケムとしては平均的な水準です。やはりもう少し株価が下がって4.5%くらいは欲しいところだと考えています。

株価推移
6カ月の日足チャートを見ると昨年11月頃から下落しており、最近になってようやく移動平均線の上抜けを試す展開となっています。

そして5年の週足チャートでは長らくヨコヨコの状態ということが分かります。できるだけ安いところで拾って増配に期待する銘柄といえるでしょう。

KHネオケムの株主還元と業績推移
株主還元の方針については、DOE4%を宣言しています。そしてROE12%との差は8%にもなり、これは比較的大きいと言えます。その差が大きいほど増配期待が高くなることと、配当性向も40%未満のため、増配の確度は高いと言えます。

さらに通期業績推移を引用しますが、売上高、営業利益とも横ばい傾向です。ここは注意が必要なポイントだと考えられます。

自己資本比率は約52%で財務健全、自己資本は積み上げ傾向です。

今週のピックアップ銘柄:KHネオケムまとめ
KHネオケムは10期非減配で利回り4.1%、好財務に高利益率、さらにDOE4%と増配期待が高いのが魅力です。エアコンオイルで世界シェアトップクラスとニッチトップ銘柄でもあります。
なお、筆者は未保有ですが利回り4.5%ラインを意識して監視しています。
以降は市場概況です。
市場概況:与党大勝の観測強まり堅調
ここでは、主要な指標を見ながら今週を振り返りつつ、次週での立ち回り方、戦略を考えたていきます。
主要指標


日経平均PERの推移
過去のPER推移からみた日経平均のPERレンジは総悲観で12倍、総楽観で16倍。
そして現在のPERは直近で20倍の大台を超える大幅高です。
なお、下の図の薄い緑のレンジがPER14~16倍となりますが、日経平均は横ばい推移のためこのレンジと乖離を保ったままとなっています。


株価の上昇は来期のEPS成長を先取りしたものである、ということは毎週ふれています。つまり、赤線が下落する(株価が下がる)か、薄い緑レンジが上昇する(EPSが上がる、適正PERレンジを引き上げる)の何れかが起きます。
現状の推移は、EPSは大局では横ばい、日経平均株価はさらに上昇という状況で乖離もさらに大きくなっています。なかなかEPSは上がっていかないので、本決算が大注目となります。
なお、今の価格帯だと下図のEPS成長率表中の赤いセルに位置しています。EPSは決算開始前の値に固定しています。今の株価だとEPSが10%成長してもPER18倍台ですので、次の決算でさらにEPS成長を実現する必要があります。

10%成長の場合でPER15倍で42,834円です。暴落クラスの下げが来たとしてもその辺りが約20%の下落になり、下限の目安と考えています。
騰落レシオ

先週までとはうってかわって幅広い銘柄に買いが入っています。騰落レシオは短期で一転してかなりの過熱感を伴っています。25日でも120に迫り、過熱感が残っています。
ちなみに、筆者は「25日の騰落レシオが90を下回る水準で買う」、という単純なルールだけでもかなり勝率が上がると考えています。
銘柄の選別は大事になりますが、上値余地のある現物はガチホ継続です。
投資主体別 売買状況

先週は海外勢が引き続き買い越し。個人も買いを継続しています。事業法人は順当に買いを継続しています。
市場概況まとめ
日経平均のPERは過去レンジ(12〜16倍)の上限を超えています。このままEPSの伸びが伴わないまま株価が上昇すると、PERが16倍を超える危険な兆候となります。
つまり現在の株価水準は「かなり割高」と評価されるので、今後の企業収益の伸びが伴うかどうかが最大の焦点。


