ビットコインはそろそろ反転上昇?下落トレンドから復活するための条件を考えてみた
ビットコインが再び上昇に転じるのではないか。
そんな期待が少しずつ出てきました。
2025年10月、ビットコインは12万6,000ドル台まで上昇し、史上最高値を更新しました。しかし、その後は大きく下落。2026年8月現在は6万4,000ドル前後で推移しており、高値から見るとかなり安い水準まで下がっています。
一方で、最近は下落一辺倒という状況から少しずつ変化も見られます。
実際、8月上旬には週間ベースで反発する場面もありました。ただし、現在も2025年10月から続く下降トレンドを明確に突破したとは言えません。8月上旬時点では6万6,000ドル付近が重要な上値として意識されていました。
では、ビットコインはそろそろ反転上昇するのでしょうか。
今回は、ビットコインの「4年周期」にも注目しながら、下落トレンドから本格的に復活するための条件を考えてみます。
ビットコインは2025年10月に史上最高値を更新した
まず、現在のビットコインがどこから下落してきたのかを確認しておきましょう。
2025年10月、ビットコインは12万6,000ドル台まで上昇し、史上最高値を更新しました。

ところが、その後は流れが変わります。
2026年に入ってからも下落基調が続き、8月には一時6万3,000ドル台まで下落しました。
史上最高値から見ると、およそ半値近くまで下落したことになります。
もちろん、ビットコインでは過去にも大幅な調整が何度も起きています。
むしろ、これくらいの値動きがあるからこそ、「ビットコインはもう終わった」と考える人と、「そろそろ買い場なのでは」と考える人が分かれるわけです。
現在の価格水準だけを見て底値と判断するのは危険です。
しかし過去のサイクルと照らし合わせると興味深いタイミングに入ってきています。
ビットコインは「4年周期」がある
ビットコインについて語るとき、よく登場するのが「4年周期」です。
これまで、おおむね4年程度のサイクルで大きな上昇と下落を繰り返してきました。
過去の代表的な高値を見ると、
| 年 | ビットコインの高値 |
|---|---|
| 2013年 | 約1,150ドル |
| 2017年 | 約1万9,800ドル |
| 2021年 | 約6万9,000ドル |
という流れになっています。
さらに2025年10月には、12万6,000ドル台まで上昇しました。
Fidelityも、ビットコインの強気相場のピークと弱気相場の底が、歴史的におおむね4年程度の間隔で形成されてきたと説明しています。
では、なぜ4年なのでしょうか。
その大きな理由の一つが「半減期」です。
ビットコインでは、およそ4年に1回、マイニングによって新しく発行されるビットコインの報酬が半分になります。
新しく市場に供給されるビットコインの量が減るため、需要が変わらなければ、需給面では価格上昇につながりやすくなります。
実際、過去には半減期を挟んでビットコインが大きく上昇する局面が何度もありました。
ただし、ここで注意したいのは、「半減期が来れば必ず上昇する」という単純な話ではないことです。
金融政策、投資家心理、機関投資家の資金、規制、暗号資産市場全体の環境など、さまざまな要因が価格を動かします。
4年周期で考えると「そろそろ底が近い」という見方もできる
ここが今回のポイントです。
2021年11月の高値から2022年11月の底までは、およそ1年でした。
その後、2025年10月に新たな高値をつけています。
もし過去の4年周期が今回もある程度続くのであれば、2025年10月の高値から約1年後となる2026年秋ごろは、現在の下落相場を考えるうえで一つの重要な時期になります。
Fidelityも2026年6月時点の分析で、過去のパターンが続くなら、今回の弱気相場の底が2026年11月ごろになる可能性に注目しています。
もちろん、これは過去のパターンから考えたシナリオであり、未来を保証するものではありません。
私は現時点では、ビットコインの底値はそろそろ近い可能性が高いのではないかと考えています。
もちろん、明日が底かもしれませんし、数カ月後にもう一段下落してから底をつける可能性もあります。
だからこそ、私は「底値をピンポイントで当てよう」とは考えていません。
私は6月からビットコインの積立額を増やした
私自身も、現在のビットコインの下落を単純に「怖いから買わない」とは考えていません。
むしろ、4年周期や現在の価格水準を考えると、そろそろ底値が近い可能性が高いのではないかと考えています。
そこで私は2026年6月から、ビットコインの毎月の積立額を変更しました。
これまで月1万円だった積立額を、月2万円に増額しています。
とはいえ、「今が底だ!」と考えて一気に大金を投入したわけではありません。
ここが私の考え方で重要なところです。
私が意識しているのは、
「損失は最小限に、でもチャンスは逃さない」
ということです。
もし今後さらに下落したとしても、積立という形なら一度に大きな金額を投じるわけではありません。
一方で、もし本当に現在の水準が底に近く、ここから反転上昇した場合でも、すでに積立を続けているため、その上昇相場を完全に取り逃すこともありません。
もちろん、月1万円から2万円に増やしたからといって、リスクがなくなるわけではありません。
ビットコインは株式以上に値動きが大きく、さらに下落する可能性もあります。
それでも私は、「底値を当てる」という難しいゲームに挑戦するより、底値が近いと思える局面で少しずつ買い増ししながら、実際の相場の動きを確認していくほうが自分には合っていると考えています。
では、ビットコインが反転上昇する条件は何なのか
ここからが一番重要です。
「4年周期だから上がる」というだけでは、投資判断としては弱すぎます。
本当に下落トレンドから反転上昇したと判断するためには、価格そのものの変化を見る必要があります。
まずは高値を切り上げられるか
下落トレンドでは、高値を更新できずに「前の高値より安いところで跳ね返される」という動きが続きます。
逆に、以前の高値を突破して、その後も押し目を作りながら高値を切り上げていけば、トレンド転換の可能性が高まります。
現在のビットコインにとっては、2025年10月以降の下降トレンドラインを突破できるかが重要です。
8月上旬には6万6,000ドル付近が意識される水準となっていました。
ここを突破したからといって即座に上昇トレンド確定というわけではありません。
しかし、少なくとも「下落トレンドが弱くなっている」と判断する材料にはなります。
安値を切り上げられるか
もう一つ重要なのが安値です。
一度上昇しても、その後に再び安値を更新してしまえば、まだ下落トレンドが続いている可能性があります。
反対に、
安値を切り上げる
↓
高値を突破する
↓
押し目で前回安値を割らない
↓
さらに高値を更新する
という動きになれば、かなり印象が変わります。
「上がったから反転」ではなく、高値と安値の両方が切り上がっているかを見ることが重要です。
米国の金融政策も無視できない
ビットコインの値動きを考えるうえでは、米国の金融政策も重要です。
一般的に、金融環境が緩和方向へ向かえば、株式や暗号資産などのリスク資産に資金が向かいやすくなります。
逆に、金利が高い状態が長く続けば、ビットコインのような値動きの大きい資産には逆風となることがあります。
Fidelityも、過去の暗号資産市場では金融政策がサイクルに影響してきた要因の一つだと指摘しています。
そのため、ビットコインだけを見て「そろそろ反転する」と判断するよりも、
「ビットコインのチャート」
「米国の金融政策」
「投資家のリスク選好」
「暗号資産への資金流入」
などをまとめて見たほうが判断しやすくなります。
機関投資家の存在によって4年周期は変わるかもしれない
そして、今回のサイクルでは過去と大きく違う点があります。
それが、機関投資家の存在です。
2024年には米国で現物ビットコインETFが承認され、ビットコインへの投資経路が以前より広がりました。
これによって、ビットコイン市場には従来とは異なる資金が入るようになっています。
そのため、「過去と同じ4年周期になる」と考えることにも注意が必要です。
Fidelityは2026年5月の分析で、ビットコインの市場規模や流動性が以前より大きくなり、過去のサイクルと比べて値動きの特徴が変化している可能性を指摘しています。
つまり、
4年周期は参考になる。でも、4年前とまったく同じ相場になるとは限らない。
ということです。
これはかなり重要なポイントだと思います。
「4年周期だから買う」は危険
ここまで読んで、
「じゃあ2026年後半が底になりそうだから、今のうちに買えばいいじゃん」
と思った人もいるかもしれません。
私もビットコインの長期的な成長には期待しています。
ただし、4年周期だけを根拠に一括投資するのはおすすめしません。
そもそも過去の4年周期は、まだ十分な数のサイクルが存在するわけではありません。
また、今後も同じ周期が続く保証はありません。
Fidelityも、4年周期は正確に4年ではなく、過去のパターンが将来も続くとは限らないため、投資戦略として機械的に利用することには注意が必要だとしています。
だからこそ、私は「4年周期を当てにいく」のではなく、相場を見るための一つの物差しとして使うくらいがちょうどいいと思っています。
ビットコインはそろそろ反転上昇するのか
では、結局ビットコインはそろそろ反転上昇するのでしょうか。
現時点では、私は「底値は近い可能性が高いものの、反転上昇はまだ確定していない」と考えています。
2025年10月の高値から大きく下落し、2026年8月現在は6万4,000ドル前後まで下がっています。
一方で、過去の4年周期を考えると、2026年後半は底形成を意識しやすい時期です。
さらに、今後、
高値を切り上げる
安値を切り上げる
下降トレンドラインを突破する
米国の金融環境が改善する
暗号資産市場への資金流入が回復する
といった動きが重なってくれば、「下落相場が終わり、上昇トレンドへ転換した」と考えやすくなります。
逆に、反発しても高値を更新できず、再び安値を割り込むようなら、まだ底打ちしていない可能性があります。
結局のところ、「4年周期だから上がる」のではなく、4年周期を意識しながら実際の価格の動きを確認することが大切です。
私自身は、底値が近い可能性を考えて6月から積立額を2倍にしました。
ただし、それは「今が絶対に底だ」と考えているからではありません。
さらに下落した場合にも対応できるようにしながら、もしここから反転上昇した場合には、そのチャンスも逃さない。
損失は最小限に、でもチャンスは逃さない。
これが、現在のビットコインに対する私の考え方です。
まとめ
私は現時点で、ビットコインの底値はそろそろ近い可能性が高いと考えています。
そのため、2026年6月から毎月の積立額を1万円から2万円へ増やしました。
ただし、底値をピンポイントで当てようとは考えていません。
過去の4年周期が今回もそのまま再現される保証はなく、現物ETFや機関投資家の存在によって、ビットコイン市場そのものも以前とは変わっています。
だからこそ、4年周期を参考にしながら、高値と安値の切り上げ、下降トレンドラインの突破、金融環境、資金流入などを確認していくことが重要です。
繰り返しますが、
損失は最小限に、でもチャンスは逃さない。
というスタンスが重要です。
ビットコインがさらに下落する可能性も考えながら少しずつ買い、もし本格的な上昇相場に転換するなら、その波にも乗れるようにしておく。
「当てる」のではなく「対応する」。
これからも、そんなスタンスでビットコインと付き合っていきたいと思います。
【いまさら聞けない!】ビットコインとは?初心者向け簡単解説!

