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政治経済

【首相交代で株価V字回復?】参院選2025後の政局展望

Keichon

この記事でわかること

  1. 参院選2025の結果に応じた4つの首相交代シナリオ
  2. 各シナリオ下での日経平均株価の予測動向
  3. 結局は関税合意がカギを握る

2025年7月20日の参議院選挙は、日本の政治と経済の両方を揺るがすイベントとなります。争点については簡潔にまとめた記事をご覧ください。

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はたして与党が過半数を維持できるか否か──その結果次第で、首相交代の可能性と株価の動きが大きく左右されます。

この記事では、政局の分岐点と日経平均株価の行方を、主に二つのシナリオに分けて考察します。


🔄 首相交代シナリオ

その前に首相交代シナリオについても考えてみます。参院選後の首相交代シナリオは、単なる人事の入れ替えではなく、今後の政策方向や市場心理を左右するターニングポイントです。

与党内の議席数、党内派閥の力関係、そして国会運営の可視化が、誰がいつどのように新総裁になるかを規定します。

シナリオ政局状況続投の可能性移行のタイミング・内容
A与党が改選議席3分の2超内閣改造のみ。党大会まで政権安定を維持
B過半数維持も3分の2割れ低〜中秋の総裁選で挑戦表面化。10月総裁選が山場
C連立でギリギリ過半数維持臨時の「つなぎ内閣」を10日以内に設置
D与党が過半数割れほぼ0緊急総裁選で翌週までに新首相が誕生

🟥 シナリオ①:与党が過半数割れ──政権交代の足音

石破茂首相は2024年10月の就任以来、内外の難題に直面し、支持率は上振れしないまま推移しました。

参院選で与党が過半数を割ると、党内の求心力は一気に低下し、石破首相の続投はほぼ不可能と見られます。

鹿児島選挙区の注目の一戦が象徴的な敗北となれば、手厳しい責任論にさらされるでしょう。

このシナリオ下では、

  • 党内手続きの迅速化:緊急総裁選は選挙翌週までに開催され、後任候補同士の競争は短期決戦に。
  • 政策停滞のリスク:暫定的「つなぎ内閣」で予算審議が停滞し、2025年度補正予算の成立時期が遅れる恐れ。
  • 対外イメージの低下:首相交代の過程が混迷を極めれば、国際社会からの信頼度が一時的に揺らぎかねません。

📉 日経平均株価の動き

  • 予測レンジ:38,500円〜39,200円
  • 与党敗北・石破首相退陣後は短期的に下落の公算大
    • 高市早苗氏が新総裁に就くことで、V字回復し40,000円台を狙う動きも想定
    • ただ、最も厄介なのは、敗北が決定したあとも石破氏が退陣しないこと。
  • 政策の不透明感が増すため、ボラティリティの上昇に要注意

🟩 シナリオ②:与党が過半数維持──“安定”の影に潜む動き

与党が参院選で改選議席の3分の2近くを維持すると、石破政権は当面の政権基盤を確保します。

ただし、表面上の安定とは裏腹に、党内では次期総裁選を見据えた動きが早くも本格化

支持率を支えた保守層からの期待と、若手の刷新要求が交錯し、秋口までに内紛が起こり得る状況です。

この場合の特徴としては、

  • 継続と変化の板挟み:現行政策の継続性は担保されるものの、大胆策の実行には慎重姿勢が続く。
  • メディア対応の試金石:党内対立が報道されるたびに、「安定疲れ」が国民の政治不信を助長する可能性。
  • 地方切り分けの難しさ:地方創生や農業支援策への反応が二極化し、党内調整コストが膨らむ。

📈 株価の動き

  • 予測レンジ:39,000円〜40,450円
  • 安定期待で株価は堅調に推移
  • 大型政策のサプライズが乏しく、上値追いは限定的

📝 考察:政局と株式市場──暮らしとの接点をどう描くか

政治と市場は密接につながっています。私たちが普段触れ合う物価、雇用、賃金動向は株価の動きにも直結します。

たとえば、長期金利の上昇は住宅ローン金利や企業の設備投資意欲に影響を与え、結果的に消費者の生活コストを押し上げることもあります。

首相交代のタイミングと市場反応を追うことは、将来の家計設計や資産運用のヒントにもなるのです。


📌まとめ

参院選2025の結果は、与党の議席数次第で政権運営の安定度と市場の動揺度が大きく分かれます。

シナリオ①では、過半数割れから石破首相退陣、そして高市新総裁によるV字回復が描ける一方、政局不安による短期的な株価調整リスクがあります。

シナリオ②では、石破続投による政権の一時的安定が見込まれるものの、党内調整の摩擦が市場の重石になる可能性があります。

いずれのシナリオでも、日米を米欧などを中心とした関税合意などが安心材料となり、株価を大きく動かす可能性がある点に留意が必要です。

今後は後任候補の発言、関税協議の進展、各種経済指標の推移をにらみつつ、政治と経済のクロスオーバーを追いかけることで、私たちの暮らしに直結するトレンドを捉えていきましょう。

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大阪生まれ大阪育ち。現在は兵庫県在住のサラリーマン、二児の父。
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