手を出してはいけない暗号資産:初心者が避けるべき危険な投資先と具体例
- 暗号資産初心者が避けるべき危険なコインの種類と特徴
- 過去の詐欺コインや高リスクトークンの具体例
- 安全に暗号資産投資を始めるための基本戦略とポイント
暗号資産(仮想通貨)は短期間で大きな利益を狙える一方、詐欺や高リスクのコインも多数存在します。
このため投資経験者でも、初心者が「見た目の魅力だけで飛びつく」と元本を失う危険性があります。
この記事では、手を出してはいけない暗号資産の特徴と具体例を詳しく解説し、安全に投資を始めるためのポイントを紹介します。
詐欺(スキャム)コイン

暗号資産市場には、実用性のないコインを販売して投資家から資金をだまし取る「詐欺(スキャム)コイン」が存在します。
これらは、短期間で高利回りを約束したり、有名人の名前を無断で利用したりして注目を集めるのが特徴です。初心者が最も避けるべき危険な投資先のひとつです。
- 高額のリターンを短期間で約束
- ホームページやホワイトペーパーが曖昧
- 有名人や企業の名前を無断使用
- 暗号資産の取引所から購入できない
- 代理店から買わされる
- 「ここでしか買えない」などの限定性を宣伝してくる
- 最低購入金額が高い
具体例
- BitConnect(ビットコネクト):高利回りレンディングで話題、ポンジスキームで破綻
- OneCoin(ワンコイン):実態がなく、世界中で詐欺と認定
BitConnect(BCC)詐欺事件の詳細
BitConnectは2016~2018年にかけて世界中で展開された暗号資産詐欺事件で、多くの投資家が被害を受けました。
- 高利回りを謳ったレンディングプログラム:日利1%(年利365%)を宣伝して投資家を集めるが、新規投資家の資金で既存投資家に配当を支払う「ポンジスキーム」だった
- 急激な価格崩壊:2017年12月にBCCは約463ドルまで上昇したが、2018年1月にプラットフォームが閉鎖され価格は92%急落
- 法的措置:アメリカ合衆国証券取引委員会は創設者を詐欺と共謀で訴訟。Glenn Arcaroは有罪となり資金没収・懲役38ヶ月。Satish Kumbhaniは逃亡して行方不明も資産はインド当局が押収
ポイント:高利回りや急騰の話には要注意。プラットフォームの透明性や法的登録状況を必ず確認。短期間で「必ず儲かる」と宣伝するコインはまず避けましょう。
不透明なプロジェクトのアルトコイン
暗号資産市場には、プロジェクトの実態が不透明なアルトコインも存在します。
こうしたコインは、一見すると革新的な技術や高い将来性をうたっていますが、開発状況や資金の使い道が明確にされていないケースが多く、投資リスクが非常に高いです。
- 開発チームや運営情報が非公開
- 技術的根拠や用途が不明確
- ホワイトペーパーが簡素すぎる
具体例
- ICOで話題になったが、後にプロジェクトが消滅したアルトコイン多数
- 個人運営でSNS上だけ盛り上がっているトークン
企業が、トークンと呼ばれる未公開の独自の暗号資産を発行し、そのトークンを購入してもらうことで資金調達を行う仕組みのこと。
Confido(CFD)
- 概要:Confidoは、暗号通貨決済を提供すると主張するプロジェクトで、ICOを通じて約34万7,000ドルを調達しました。
- 問題点:ICO終了後、開発チームが姿を消し、公式ウェブサイトも閉鎖されました。その後、詐欺であると見なされました。
Bananacoin(BCO)
- 概要:ラオスのバナナ農園を支援するために設立されたプロジェクトで、ICOを通じて約470万ドルを調達しました。
- 問題点:トークンの引き換えプロセスが不透明で、最終的にプロジェクトは放棄され、ウェブサイトも閉鎖されました。
ポイント:公式サイトや開発チームが不明なトークンは、成長性や安全性に疑問があります。
流動性が極端に低い暗号資産
暗号資産投資における「流動性」とは、そのコインをすぐに売買できるかどうかを示す指標です。
流動性が高ければ売買がスムーズに行えますが、流動性が極端に低い暗号資産では、売りたいときに買い手が見つからず、価格が大きく下落するリスクがあります。
初心者が誤ってこうしたコインに投資すると、「含み益があっても現金化できない」という状況に陥りかねません。
- 取引量が少なく、売ろうとしても売れない
- 話題性だけで価格が操作されやすい
具体例
- 新興アルトコインの中で、国内外の取引所にほとんど上場していないトークン
- コミュニティだけで盛り上がる草コイン
ポイント:取引所で簡単に売買できないコインは、いざという時に現金化できません。
過剰に高利回りを謳うDeFiトークン
DeFi(分散型金融)トークンの中には、「年利1000%」「永久に複利で増える」など、現実離れした利回りを掲げるプロジェクトがあります。
こうした案件は投資家を惹きつけますが、実態は詐欺や「ラグプル(資金持ち逃げ)」であるケースが多く、やはり初心者が手を出してはいけない典型例となります。
- 高利回りを謳うレンディングやステーキング
- スマートコントラクトの脆弱性やハッキングリスク
- プロジェクトの透明性が低い
具体例
- 一部の新興DeFiトークン:APY(年利)数百%を謳うが、元本保証なし
- 過去にハッキングで数億円規模の資金が消えたケースも
MaxAPY(2022年)
- 特徴:年利960,000%を謳い、ユーザーに自動ステーキングと自動複利機能を提供すると主張。
- 問題点:TwitterとTelegramのアカウントが突然消失し、ネイティブトークンの価格は67%下落。実際には、詐欺的な「ラグプル」が行われたとされています。
Arbix(2022年)
- 特徴:Web3監査会社CertiKによる監査を受け、DeFiプラットフォームとして「高利回り」を提供。
- 問題点:突然、ウェブサイトとTwitterアカウントが消失し、流動性プールから資金が引き出されました。CertiKはこれを「ラグプル」と認定し、ユーザーに対して関与しないよう警告しました。
ポイント:高利回り=高リスク。初心者は無理に飛びつかないこと。
初心者が避けるべき暗号資産チェックポイント
ここまで見てきたように、暗号資産はチャンスがある一方で危険なプロジェクトも数多く存在します。リスクを避けるために、以下のポイントを必ず確認しましょう。
- 「短期間で大儲け」を強調するコイン
- ICOや新規トークンで実績がない
- 開発チームや運営情報が不透明
- 不自然な宣伝・インフルエンサー推し
- 出来高が少ない(流動性が低く)、取引所で売買しにくい
- 高利回りを謳うDeFiトークン
安全に暗号資産を始める方法
💡 投資初心者が暗号資産で失敗しないためには、「怪しいと思ったら投資しない」という姿勢が一番のリスク管理です。
ド定番銘柄から始める、これにつきます。
- 主要通貨中心の投資:BTC、ETH、XRP、SOLなど
- 信頼できる取引所を選ぶ:国内bitFlyer・Coincheck、海外Binance・Kraken
- 余剰資金でコツコツ運用
なお、筆者自身はCoincheckでBTCとETHをコツコツ積立投資しています。もし興味があれば以下の記事もご覧ください。
危険な暗号資産まとめ
暗号資産投資で安全に運用するためには、信頼性・透明性・流動性を重視することが重要です。
そして初心者は話題や利回りだけで飛びつかず、主要通貨を中心に少額から運用するのが賢明です。「怪しいものには手を出さない」ことが、損失を防ぐ最大の戦略です。
まずは暗号資産の王様的存在であるビットコインに投資をするだけでも今後の期待リターンは非常に高いです。

ポイントまとめ:
- 詐欺コイン、流動性が低いコイン、透明性が低いアルトコインは避ける
- 高利回りを謳うDeFiトークンも初心者は要注意
- 安全な投資は、主要通貨+余剰資金から

