暗号資産の販売所と取引所の違い知ってる?

- 販売所と取引所それぞれのメリット・デメリット
- 取引所で使う成行注文・指値注文・逆指値注文の仕組み
- メイカー/テイカー手数料の違い
まず、販売所と取引所それぞれの仕組みや利用シーンに応じた特徴を掲載しますので、気になった方は本文をお読みください。
比較項目 | 販売所 | 取引所 |
---|---|---|
操作の簡単さ | ◎(簡単) | △(やや複雑) |
手数料 | △(割高) | ◎(安い) |
価格の自由度 | ×(固定) | ◎(自由) |
初心者向け | ◎ | ○ |
上級者向け | △ | ◎ |
銘柄の豊富さ | ◎ | △(主要通貨が中心) |
注文スピード | ◎(即時) | △(成立待ち) |
自動積立対応 | ◎(対応サービスが多い) | △(対応していない場合が多い) |
よくある質問はよくある質問:販売所と取引所の違いに関するQ_Aから!
暗号資産の販売所と取引所って何?違いを知らないと損するかも
「ビットコイン買ってみようかな」と思って取引アプリを開いたら、「販売所」と「取引所」って2つある…え、どっちで買えばいいの?ってなったこと、ありませんか?
実はこの違い、ちゃんと理解していないと、知らずに損してしまうことになりかねません。
そこで、この記事では暗号資産の「販売所」と「取引所」の違いを、初心者にもわかりやすく解説します。
販売所とは?暗号資産をすぐ買えるけど、ちょっと割高
販売所は、暗号資産を「運営会社から直接買う」スタイルです。
たとえば、Coincheckやbitbankなどの販売所では、表示された価格で即購入することができます。

✅メリット
- 操作が簡単で、すぐに買える
- 初心者でも迷わず使える
- 取り扱い銘柄が多く、マイナーな通貨も買いやすい
- 自動積立に対応しているサービスもあり、長期投資に便利
❌デメリット
- スプレッド(実質的な手数料)が高め
- 売るときと買うときの価格差が大きい
🧃例えるなら、コンビニでジュースを買う感覚。
すぐ手に入るけど、スーパーよりちょっと高い…そんなイメージです。
取引所とは?暗号資産をユーザー同士で売買する場所
取引所は、ユーザー同士が暗号資産を売買するマーケットです。
たとえば、あなたが「〇〇円で買いたい」と注文を出し、誰かがその価格で売ってくれたら成立します。
✅メリット
- 手数料が安く、スプレッドがほぼない
- 自分の希望価格で取引できる
❌デメリット
- 注文方法がやや複雑
- 希望価格で取引が成立しないこともある
- 注文成立まで時間がかかることがある
- 取り扱い銘柄が比較的少ない(主要通貨が中心)
🛍️例えるなら、フリマアプリで探して買う感覚。
安く買えるけど、ちょっと手間がかかる…そんな感じです。
取引所の注文方法と「メイカー」「テイカー」の違い
取引所では、個人同士で暗号資産を売買します。
そしてその際、価格を提示して売買する側は「メイカー」、提示された価格で売買する側は「テイカー」と呼ばれます。
💡注文方法の種類
- 成行注文:値段を指定せず、その時点の最良価格で売買する方法(テイカーになる)
- 指値注文:「1BTCが〇円まで下がったら買う/上がったら売る」と価格を指定して売買する方法(メイカーになる)
※その価格で売買してくれる人が現れるまで取引は成立しません - 逆指値注文:「1BTCが〇円まで上がったら買う/下がったら売る」と価格を指定して売買する方法(メイカーになる)
つまり、販売所では「指定された価格」でしか買えませんが、取引所では「自由に価格を設定」して取引できます。
また、取引手数料は「メイカー:-〇%」「テイカー:〇%」と表記されるのが一般的です。
なお、メイカーには手数料が割引されることもあるので、うまく使えばコストを抑えられます。マイナスになっている場合は割引ということになります。
初心者はどっちを使うべき?暗号資産デビューのコツ
まずは比較的買いやすい販売所で暗号資産はこうやって買うんだ、という感覚をつかむというのでもいいでしょう。
また、成行や指値の仕組みが理解できていれば、いきなり取引所での売買を試してみることも難しくはありません。
いずれにしても、注文の仕方がわかって慣れてきたら、取引所をメインで利用してコストをしっかりと抑えていくのが賢いステップです。
💡少額から始めて、徐々にステップアップするのが安心。
「まずは1,00円分だけ買ってみる」くらいの気軽さでOK!
❓よくある質問:販売所と取引所の違いに関するQ&A
- Q. 販売所のスプレッドって何?
-
A. 買値と売値の差のこと。これが広いと、実質的に高い手数料を払っていることになります。
- Q. 取引所のメイカー注文の手数料がマイナスなのはなぜ?
-
A. メイカー注文は市場に流動性を提供することになるため、運営者側にとってメリットがあります。そのため手数料がマイナスとなり、実質的に割引となります。
- Q. 取引所の注文が通らないのはなぜ?
-
A. 希望価格に合う売り手がいないと、注文は成立しません。価格を調整する必要があります。
- Q. どっちが安全なの?
-
A. どちらも同じ運営会社が管理しているので、安全性に大きな差はありません。むしろ、使い方の理解が大事です。
- Q. 販売所で買った暗号資産を、取引所で売ることはできる?
-
A. はい、できます。多くのサービスでは、販売所・取引所の資産は共通のウォレットで管理されているため、販売所で購入した暗号資産を取引所に移して売却することが可能です。手数料を抑えたい場合は「販売所で買って、取引所で売る」という使い分けもアリです。
- Q. 積立した暗号資産は、取引所で売却できる?
-
A. できます。積立で購入された暗号資産も、通常はユーザーのウォレットに保管されるため、取引所に移して売却することが可能です。ただし、取引所での売却には注文操作が必要なので、慣れていない場合は事前に使い方を確認しておくと安心です。
販売所と取引所の違いを徹底比較
以下の表では、販売所と取引所それぞれの仕組みや利用シーンに応じた特徴を、手数料やスプレッド、取扱銘柄数、注文方法、自動積立対応などの観点からまとめています。
どちらを選ぶべきかの判断材料としてお役立てください。
比較項目 | 販売所 | 取引所 |
---|---|---|
操作の簡単さ | ◎(簡単) | △(やや複雑) |
手数料 | △(割高) | ◎(安い) |
価格の自由度 | ×(固定) | ◎(自由) |
初心者向け | ◎ | ○ |
上級者向け | △ | ◎ |
銘柄の豊富さ | ◎ | △(主要通貨が中心) |
注文スピード | ◎(即時) | △(成立待ち) |
自動積立対応 | ◎(対応サービスが多い) | △(対応していない場合が多い) |
まとめ:暗号資産の販売所と取引所の違いを知って、賢く始めよう
暗号資産の販売所と取引所には違いがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
そしてその違いを理解して使い分けることで、ムダな手数料を避けて、より賢く暗号資産を始められます。
まずは「販売所」で気軽にスタートし、慣れてきたら「取引所」でコスパ重視の運用に移行するのもありです。
また、株式投資で指値注文などの経験がある方は最初から無理なく取引所で注文できると思います。
あなたのスタイルに合った方法で、暗号資産ライフを楽しんでくださいね。


