2025年末の資産構成と2026年リバランス方針
【はじめに】AI相場の熱気と直近の調整局面
2025年秋、日経平均株価・米国市場ともにAI関連銘柄を中心とした力強い上昇が続きました。
半導体、クラウド、生成AIといった分野が牽引し、世界的にリスク資産への資金流入が起きました。市場全体が「AIを軸にした新しい成長サイクル」へと移行しつつあるのかも知れません。
一方で、直近では米景気の先行き不安や利下げ観測の後退、AI投資の収益性への疑問符などにより、調整色を帯びた展開に入っています。
こうした状況を踏まえ、今回は以下を整理します。
【現状】2025年11月時点の資産構成
| 資産カテゴリ | 比率 | 備考 |
|---|---|---|
| 日本 | 61.49% | 個別株(やや偏重) |
| アメリカ | 23.94% | 主にテック企業の成長を取り込む |
| 全世界(アメリカ以外) | 6.87% | 分散目的 |
| インド | 4.15% | 新興国の成長を取り込む |
| ゴールド | 2.23% | ヘッジ資産 |
| 暗号資産 | 1.32% | BTC/XRP中心(攻めの資産) |

現在の構成では、日本株が全体の6割超を占めており、米国株が約4分の1。その他、インド・全世界株・ゴールド・暗号資産が少額構成です。
ここまで日本株が好調に推移してきたこともあって全体としては日本株に偏りすぎた構成といえます。
【方針】2026年にかけてのリバランス計画
リバランスは2026年にかけて段階的に行う予定です。目標は「日本偏重を少し緩和、国際分散へ」。その方針は次の5本柱に整理できます。
① 日本株の比率を抑制しつつ、相場上昇も意識
現状、日本株の構成比が60%を超えており、全体のバランスとしてはやや偏り気味です。そのため今後は、新規投資を控えめにし、日本株の比率を徐々に抑える方向で考えています。
ただし、これは「日本株に弱気」という意味ではありません。むしろ現在の日本市場は、バブル崩壊以降続いた長期停滞を脱した局面にあります。

いわゆる青天井の状態に入っているため、中長期で見てこの後の日本株の勢いには期待が持てます。また、政府の成長戦略「サナエノミクス」による政策支援や、企業のガバナンス改革も進む見込みです。
やはり中長期的にはさらなる上昇の可能性は十分にあると考えています。
そのため、「放っておいても日本株の比率は上がる」という点を念頭に、慎重にバランスを調整していく方針です。
② 米国株の成長力は引き続き注目
AI・クラウド・半導体といった分野で世界をリードする米国株は、依然として世界経済の中心です。「AI相場の終わり」を語るにはまだ早く、むしろAIインフラ投資の第二段階に入るとの見方もあります。
そのため、米国株への投資は継続します。そしてリバランスによる比率調整を行いつつも、成長銘柄への積極的な投資姿勢は維持していく方針です。
③ インド・新興国株の成長取り込み
一方で、これまで長く続いた「米国一強」の相場から、今後はインドを中心とした新興国株の成長局面に移行するとの見方もあります。特にインドは人口ボーナス期の真っ只中で、製造業やITサービスの拡大が続いています。
今後も米国の成長が抜きん出るのか、あるいは新興国がアウトパフォームするのか、どちらが正解かはわかりません。従って、分散してどちらの成長も取りに行く、という考えです。
このため、分散を意識して高成長が期待されるインド株への投資額を増加させる方針です。2026年の新NISA枠を活用し、米国と並ぶもう一つの柱として増強します。
④ 安全資産としてゴールドの比率を高める
地政学リスクや円安、米利下げ局面への備えとして、ゴールドの比率を引き上げます。これにより、株式市場の変動リスクに対してより強い耐性を持たせます。

また、暗号資産も買い進める予定です。現在保有しているのは主にBTCとXRPです。これらはNASDAQと強い連動性を示しているため、守りではなく攻めの資産となります。
両者を合わせて14%前後のバランスを目指し、株式以外のリターン源を確保します。
【目標構成比】2026年に目指す資産配分
| 資産カテゴリ | 目標比率 | 狙い |
|---|---|---|
| 日本 | 45% | 日本依存を緩和(但し上昇余地は意識) |
| アメリカ | 30% | AI・成長銘柄の取り込み |
| 全世界(アメリカ以外) | 5% | 地域分散 |
| インド | 6% | 新興国の高成長取り込み |
| ゴールド | 9% | ヘッジ強化 |
| 暗号資産 | 5% | 攻めのリスク資産(BTC/XRP) |
国際分散の強化が最大のテーマです。そして、AI主導の米国、人口成長が続くインド、そして安全資産のゴールド、さらに暗号資産を組み合わせることで、よりバランスの取れた資産構成を目指します。

ゴールドの比率はもっと高めてもよいかも知れないなあ
【NISA活用】2026年のNISA枠の振り分け
| 区分 | 投資先 | 金額 | 銘柄名 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| つみたて枠 | 全世界株投信 | 120万円 | eMAXIS Slim オルカン | インデックスで土台を強化。中身は米国が6割であることを意識。 |
| 成長投資枠 | 米国株投信 | 50万円 | FANG+ | 追加で成長取り込み |
| 成長投資枠 | インド株投信 | 70万円 | iFreeNEXTインド株インデックス | 新興国の成長を取り込み |
| 成長投資枠 | 日本個別株 | 120万円 | 未定 | 既存の特別口座の銘柄を売却して購入資金とする。比率は上昇しない。 |
| 特別口座 | ゴールド | 適宜 | 純金ETF(1540)、iSゴールドファンド | NISA外でインフレ耐性を確保 |
| CoinCheck | 暗号資産 | 適宜 | ビットコイン(BTC) | 長期積立継続。価格変動リスクに注意。 |
つみたて枠では定番のオルカン。成長投資枠では米国投信・インド投信・日本個別株でリターンを狙います。
日本株は良い銘柄がなければ妥協して買うことはせず、インデックス投資に回します。
FANG+は成長投資枠を使って大きく下がったところを狙い撃ちします。さらにゴールドと暗号資産はNISA外で柔軟に購入し、分散効果を高めます。
暗号資産BTCについては現在も定額で積立中です。

なお、XRPについてはSBIグローバルアセットマネジメントの株主優待で受領できる分のみをひたすらガチホの予定です。暗号資産の比率目標の達成は無理のない範囲とします。
また、NISA枠の利用だけでは目標の比率には達しないので、柔軟に売却、追加投資を検討します。
【想定リスク】
リバランスを進めるうえでは、リターンの最大化と同時にリスク管理も不可欠です。以下に主なリスク要因と対応策を整理します。
| リスク要因 | 概要 | 対応策 |
|---|---|---|
| 為替リスク | 円高による海外資産の目減り | 日本の小売り業などの個別株を一定数保有 |
| 金利リスク | 米国金利上昇による株価調整 | ゴールドや高配当株を組み合わせてバランス確保 |
| 地政学リスク | 台湾・中東などの情勢悪化 | ゴールド・暗号資産でヘッジ強化 |
| セクター集中リスク | AI・半導体等への過度な集中 | 生活必需・エネルギー等の循環株も保有 |
全体として、「上昇相場に参加しつつ、下落時の耐性を強化する」のが基本方針です。
【筆者のスタンスまとめ】
2025年はAI関連を中心に株式市場が大きく上昇しましたが、2026年は「リターンを追いながら偏りを整える年」と位置づけています。
そして日本・米国・インドの3本柱を軸に、ゴールドと暗号資産も組み合わせることで、成長と安定の両立を目指す資産構成を目指します。
2026年は、単なる利確・再投資の年ではなく、
「中期成長を見据えたポートフォリオ再構築」の年だと考えています。
AIと人口成長という「2つの世界的テーマ」を柱に据え、リスクを許容しながらリターンを最大化する柔軟な運用を継続していきます。

