外食系の株主優待が欲しい!力の源HD・マクドナルド・トリドールを買う理由
私はこれまで、外食系の株主優待にはあまり興味がありませんでした。
株式投資をするなら、配当金を受け取ったり、株価の値上がり益を狙ったりするほうが合理的だと考えていたからです。
株主優待をもらうために投資するよりも、配当金を増やして、そのお金で好きなものを買えばいい。基本的には今もそう考えています。
ただ、資産が増えてくるにつれて、少し困ったこともあります。
資産形成を続けてきた結果、資産も配当金も以前よりかなり増えました。それなのに、染みついたドケチ精神がなかなか抜けないのです。
外食をするときも、ついつい値段を気にして注文を控えてしまう。外食自体をやめておこうか、、、となることも。
もう少しお金を使ってもいいはずなのに、無意識に節約してしまいます。
もちろん、無駄遣いをしたいわけではありません。
ただ、これからの暮らしを考えると、食事くらいはもう少し楽しんでもいいのではないか。
炊事の負担を軽減することも考えたいと思っています。
つまり、資産を増やすことだけでなく、増やした資産を使って生活を豊かにすることも考えたいと思うようになりました。
そこで最近、興味を持ち始めたのが外食系の株主優待です。
今回購入を決めたのは、力の源ホールディングス、トリドールホールディングス、日本マクドナルドホールディングスの3社です。
食事を目当てに株を買うという、これまでの自分なら考えなかった投資です。
それぞれの優待内容や購入したい理由、気をつけたいリスクを紹介します。
外食系の株主優待に注目した3社の比較
まずは、今回購入を決めた3社の基本情報を整理します。
株価は2026年10月9日の終値を使用し、配当利回りは会社予想の年間配当金をもとに計算しています。
| 銘柄 | 保有株数 | 最低投資額 | 年間優待額 | 優待利回り |
|---|---|---|---|---|
| 力の源HD (3561) |
100株 | 約138,100円 | 1年未満:4,000円相当 | 約2.90% |
| 100株 | 1年以上:8,000円相当 | 約5.79% | ||
| トリドールHD (3397) |
100株 | 約426,600円 | 6,000円相当 | 約1.41% |
| 200株・1年未満 | 約853,200円 | 6,000円相当 | 約0.70% | |
| 200株・1年以上 | 約853,200円 | 14,000円相当 | 約1.64% | |
| 日本マクドナルドHD (2702) |
100株 | 約764,000円 | 食事券12食分 | 約1.57% ※1食1,000円相当で試算 |
※最低投資額は、力の源HD 1,381円、トリドールHD 4,266円、日本マクドナルドHD 7,640円の株価を基準に計算しています。株価の変動により、実際の投資額や利回りは変わります。
※力の源HDは100株保有時、1年未満では年間4,000円相当、1年以上の継続保有では年間8,000円相当として計算しています。
※トリドールHDは100株保有時、年間6,000円相当です。200株保有時は通常年間6,000円相当で、1年以上の継続保有による追加特典を含めると年間14,000円相当として計算しています。
※日本マクドナルドHDの優待利回りは、バーガー類・サイドメニュー・ドリンクの引換券を1セット1,000円相当と仮定した参考値です。実際の利回りは交換する商品によって変動します。
力の源ホールディングス|一風堂が好きだからこそ、慎重に買いたい
最初に紹介するのは、力の源ホールディングスです。
ラーメン専門店の一風堂を展開している会社で、私自身、一風堂のラーメンが好きという理由もあり、以前から気になっていました。
この銘柄で魅力を感じているのは、株主優待の利回りが高いことです。
100株を1年以上保有すると、年間4,000円相当の優待を受け取れます。
2026年10月9日の終値1,381円で計算すると、100株の購入金額は138,100円。優待利回りは約2.90%になります。
好きなラーメンを食べられるうえに、優待利回りも高い。
私にとっては魅力的な銘柄といえます。
優待内容と長期保有条件
力の源HDの株主優待は、3月末と9月末が権利確定月です。
100株以上500株未満の場合、1年未満の保有では年間2,000円相当、1年以上の保有では年間4,000円相当になります。長期保有によって優待額が2倍になる仕組みです。
優待は電子カードによる食事券のほか、保有期間や株数などの条件に応じてECサイトクーポンや寄付を選択できます。
継続保有1年以上の判定には、同一株主番号で3月末・9月末の株主名簿に連続して記録されるなどの条件があります。
公式情報:力の源ホールディングスの株主優待
株価下落はチャンスなのか、それとも危険信号なのか
現在、力の源HDは株価が下落しており、私としては購入のチャンスが近づいていると考えています。
ただし、株価が下がっているのには、業績への懸念があるためです。
株価が下がったからといって、必ずしも割安になったとは限りません。業績が想定以上に悪化すれば、さらに株価が下がる可能性もあります。
そのため、私は焦って購入するつもりはありません。
業績の状況や今後の見通しを確認しながら、なるべく低い株価で購入したいと考えています。
また、この銘柄については、株主優待が廃止されたらすぐに売却する方針です。
私にとっては、一風堂での食事を楽しむことが購入理由の大きな部分を占めるため、優待制度がなくなれば保有する理由も薄れるからです。
トリドールホールディングス|年間14,000円の優待で外食
2社目は、トリドールホールディングスです。
丸亀製麺をはじめとする飲食店を展開しており、株主優待を使える店舗が身近にたくさんあることが魅力です。
私が特に注目しているのは、200株を1年以上保有すると、年間14,000円相当の株主優待を受け取れることです。
優待額が大きく、普段の外食に使える金額が増えるのはうれしいです。
優待内容と長期保有条件
トリドールの株主優待は、3月末と9月末が権利確定月です。100株以上では1回につき3,000円相当、年間6,000円相当の優待を受け取れます。
200株以上の場合、1回につき4,000円相当、年間8,000円相当です。さらに、200株以上を1年以上継続保有すると、1回につき7,000円相当、年間14,000円相当に増額されます。
2026年10月9日の終値4,266円で200株を購入すると、必要資金は853,200円です。年間14,000円相当の優待を受け取れた場合、優待利回りは約1.64%になります。
継続保有の判定には、同一株主番号で所定の基準日に継続して保有していることなどの条件があります。実際に購入する際は、最新の公式情報を確認する必要があります。
公式情報:トリドールホールディングスの株主優待
丸亀製麺を普段使いできるのがうれしい
株主優待は、金額が大きければよいというものでもありません。
近くに店舗がなかったり、普段利用しないお店だったりすると、せっかくの優待を使い切れない可能性があります。
その点、丸亀製麺などの店舗で使えるトリドールの優待は、私にとって使い勝手が良いです。
うどんを食べたいときに気軽に利用でき、外食費の負担を抑えながら食事を楽しめます。
うどんを選べば、野菜や天ぷらなどの組み合わせも考えられます。
もちろん、うどんだから自動的に健康的というわけではありませんが、食事の選択肢を増やせるのは魅力です。
年間14,000円相当の優待があれば、今までなら節約のために控えていた外食もかなり気楽に楽しめるでしょう。
日本マクドナルドホールディングス|好きなメニューを選べる優待が魅力
3社目は、日本マクドナルドホールディングスです。マクドナルドは人気のある外食チェーンで、私にとっても身近な存在です。
力の源HDやトリドールと比べると、取得に必要な資金は大きくなります。
それでも、業績の安定感や店舗の利用しやすさ、株主優待券の使い勝手に魅力を感じています。
また、2026年にはTOPIXへの新規採用も注目点となりました。
指数への採用が株価に与える影響は一概にはいえませんが、投資対象として関心を持つきっかけのひとつになっています。
優待内容と長期保有条件
マクドナルドの株主優待は、6月末と12月末が権利確定月です。
100株以上を1年以上継続保有すると、1回につき1冊、年間2冊の優待食事券がもらえます。
1冊には、バーガー類・サイドメニュー・ドリンクの引換券がそれぞれ6枚ずつ入っています。年間2冊なら、各カテゴリーの引換券が12枚ずつ、合計36枚です。
300株以上では年間6冊、500株以上では年間10冊となります。
ただし、優待を受け取るには、同一株主番号で3回以上連続して100株以上の保有が株主名簿に記録されるなど、1年以上の継続保有条件を満たす必要があります。
インフレに強いと感じる優待券
私がマクドナルドの優待で魅力を感じているのは、決まった金額分の割引ではなく、バーガー類・サイドメニュー・ドリンクを選んで交換できることです。
通常の食事券や割引券は、商品の価格が上がると、同じ金額で食べられるものが少なくなる場合があります。
一方、マクドナルドの優待券は対象商品の引換方式なので、商品の価格が上がっても、対象範囲内で好きなメニューを選べるのが強みだと考えています。
もちろん、対象商品や利用条件が変わる可能性はあります。
それでも、好きなメニューを選んで食事を楽しめるのは魅力です。
優待券が余った場合に、家族や知人に渡して使ってもらえる点も、私にとっては使い勝手のよさにつながります。
一方、2026年10月9日の終値7,640円で100株を購入するには764,000円が必要です。
さらに、購入後すぐに優待を受け取れるわけではなく、1年以上の継続保有条件があります。この取得資金の大きさと待ち時間は、購入にあたって考えておきたい点です。
なぜ3社ともNISAでは買わないのか
今回購入を決めた3社について、私はNISA口座ではなく特定口座で購入する方針です。
株主優待は、NISA口座で購入しなくても、原則として非課税で受け取れます。
つまり、優待を目的に購入する場合、NISAを利用しなくても優待そのものの税制上のメリットは変わりません。
もちろん、NISA口座で保有すれば、対象となる配当金や売却益も非課税になります。そのため、優待銘柄をNISAで購入するメリットが全くないわけではありません。
ただ、私はこれまで配当金や値上がり益を重視して投資してきました。NISAの非課税枠は、そうした利益を狙う銘柄に優先して使いたいと考えています。
今回の3社は、優待を使って外食を楽しむことが主な購入目的です。そのため、NISA枠を使うよりも、特定口座で購入するほうが自分の投資方針に合っていると判断しました。
また、株主優待は将来にわたって必ず続くものではありません。
制度の変更や廃止もあり得るため、優待だけを目的に長期保有する場合でも、企業の業績や株価を確認する必要があります。
資産を増やすだけでなく、使うことも考えたい
私の投資方針は、今も配当金や値上がり益を重視するものです。
株主優待のために投資するほうが合理的だと考えるようになったわけではありません。
それでも、資産が増えて配当金もある程度受け取れるようになった今、食事に使うお金まで必要以上に切り詰めるのは、少し違うのではないかと思い始めました。
資産形成を続けてきたことで、節約することが習慣になっています。
無駄遣いを避けるのは大切ですが、使うべきところまで我慢してしまうのも考えものです。
今回購入を決めた3社の株主優待は、そんな自分が外食を楽しむきっかけになるかもしれません。
一風堂のラーメンを食べたり、丸亀製麺でうどんを楽しんだり、マクドナルドで好きなメニューを選んだり。
普段なら少し迷ってしまう外食も、優待があれば気持ちよく利用できそうです。
もちろん、優待があるからといって割高な株を買ってしまっては本末転倒です。
力の源HDのように業績への懸念がある銘柄は慎重に購入タイミングを探り、優待制度の変更にも注意していきます。
資産を増やすことは大切です。
ただ、資産を増やした先には、そのお金を使って生活を楽しむこともあるはずです。
これまで染みついたドケチ精神をすぐに変えるのは難しいかもしれません。
それでも、株主優待をうまく活用しながら、これからは食事も少しずつ楽しんでいきたいと思っています。

