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フィジカルAI(ロボティクス)関連テーマ株おすすめ8選+注目ETF

ロボティクス
けいちょ
この記事で分かること
  1. 2025年に注目すべきフィジカルAI(ロボティクス)関連銘柄とETF
  2. ロボティクス市場の成長背景と導入分野
  3. 個別株とETFの使い分けによる投資戦略

AI技術は、言語処理・画像認識・予測分析などの分野で急速に進化してきました。

そして最終的にその知能が「物理世界での行動」に結びつくことで、真の社会的価値を発揮します。その出口がフィジカルAI(ロボティクス)です。

ロボティクス、AI、エネルギー貯蔵の収斂(Convergence)が、次の産業革命を牽引する。これは単なる技術革新ではなく、社会構造そのものを変える力を持っている。

キャシー・ウッド、BIG IDEAS 2025

注目テーマの1つであるロボティクスは、AI・自動化・エッジコンピューティングの進化とともに、製造業・物流・医療・防衛など多様な分野で急成長を遂げています。

そこでこの記事では、2025年以降に注目すべきロボティクス関連のテーマ株を米国・日本から厳選して紹介し、さらに分散投資に役立つETFも紹介します。

ロボティクス市場の展望【2025年最新版】

まずはロボティクスの市場規模と成長率について見ていきます。

ロボティクス市場は、AI・IoT・エッジコンピューティング・5Gといった先端技術の融合により、かつてないスピードで拡大しています。

市場規模と成長率

  • 2023年時点での世界市場規模は約127億ドル
  • 2030年には1,247億ドルに達すると予測されており、年平均成長率(CAGR)は38%以上
  • 特にアジア太平洋地域(日本・中国・韓国・インド)と北米が成長の中心

技術トレンドと注目分野

ロボティクスイメージ

従来の産業用ロボットから自律型・協働型・ヒューマノイド型へと進化が加速しています。2025年時点で注目される技術トレンドは以下の通りです。

  • 自律型ロボット(Autonomous Robots)
    センサーとAIによる自己判断・自己移動が可能なロボット。物流・農業・災害対応などで導入が進む。
  • 協働ロボット(Cobots)
    人間と同じ空間で安全に作業できるロボット。製造現場や医療現場での補助作業に活用。
  • ヒューマノイド(Humanoid Robots)
    人間型の外観と動作を持ち、災害対応・介護・受付業務などでの実証が進行中。川田テクノロジーズのHRPシリーズなどが代表例。
  • AI融合型制御(AI-Driven Control Systems)
    従来のプログラム制御に代わり、AIがリアルタイムで環境認識・判断・動作制御を行う。FSD(Tesla)やAurora Driverなどが先進事例。
  • クラウド/エッジ連携(Cloud & Edge Integration)
    ロボットがクラウドで学習し、エッジ側で即時判断するハイブリッド構成。処理速度と柔軟性を両立し、複数台の協調動作にも対応。

これらの技術は単独で進化するのではなく、複合的に組み合わさることで新たな価値を生み出すのが2025年以降の特徴です。

たとえば、物流ロボットは自律移動+AI制御+クラウド連携を前提とし、医療ロボットは協働性+精密制御+学習能力が求めらる、という感じですね。

主な活用分野と社会的背景

ロボティクス技術は、単なる製造業の自動化にとどまらず、社会課題の解決手段として多様な分野に広がっています。2025年時点での主要な活用分野と、それぞれの導入背景は以下の通りです。

分野活用例背景要因
製造業自動組立・検査・搬送ロボット労働力不足・品質向上ニーズ
物流・倉庫自律搬送・ピッキング・棚管理EC拡大・即日配送需要
医療・介護手術支援・リハビリ・見守りロボット高齢化・医療人材不足
農業自動収穫・病害検知・ドローン散布食料自給率・スマート農業推進
防衛・災害探査・爆発物処理・人命救助ロボット安全保障・災害対応強化

これらの分野では、単なる効率化だけでなく、人間の安全・生活の質・社会的持続性を支える技術としてロボティクスが位置づけられています。

導入の進展は、技術革新だけでなく、法制度・倫理・教育との連携によって加速されると言われています。

米国株のロボティクスおすすめ銘柄(3選)

米国ロボティクス株のイメージ

では注目の銘柄を見ていきます。まずは米国株です。

Aurora Innovation(AUR)

分野:自動運転技術(長距離トラック輸送)
上場市場:NASDAQ
株価(2025年10月時点):約3.5〜5.5ドル(ボラティリティ高め)

企業概要と技術の強み

Aurora Innovationは2016年創業の米国スタートアップです。

創業者はGoogleの自動運転部門(Waymo)、TeslaのAutopilot、Uber ATGなどの出身者です。

そして主力製品「Aurora Driver」は、LiDAR・レーダー・カメラを統合し、AIによる認識・経路計画・制御を行う自動運転ソフトウェアです。

  • 汎用性の高さ:Aurora Driverは車両メーカーに依存せず、複数の車種に搭載可能。
  • 安全性設計:冗長性のあるセンサー構成と、AIによる異常検知・回避アルゴリズムを搭載。
  • シミュレーション能力:仮想環境で数十億マイルの走行テストを実施済み。

なぜ物流に特化するのか

Auroraが自動運転の中でも物流(長距離トラック輸送)に特化する理由は、技術的な実現可能性と経済合理性、そして社会的受容性の高さにあります。

要因内容
技術的難易度高速道路中心で信号・歩行者が少なく、制御が安定しやすい
経済性米国ではトラック運転手の人件費が高騰。自動化によるコスト削減ニーズが強い
社会的受容性貨物輸送は乗客輸送よりも安全性のハードルが低く、導入しやすい
商業化戦略限定ルートでの段階的導入が可能。幹線道路から始めて拡張するモデル

提携・実証・商業化ロードマップ

ロボティクス関連企業は、単独で技術を開発するだけでなく、提携・実証・商業化の各フェーズを通じて市場展開を加速しています。

  • Volvo Trucks:共同開発した「Volvo VNL Autonomous」は2024年に試験運行開始。2027年に量産予定。
  • Paccar:Kenworth・PeterbiltブランドのトラックにAurora Driverを搭載。
  • FedEx・Uber Freight:物流実証実験を実施中。
  • Continental AG:Aurora Driver専用のセンサーパッケージを共同開発。
  • McLeod Software:運行管理システムと統合し、商用運行に対応。

財務と投資観点

  • 2024年に約4.8億ドルを調達。2026年までの開発資金を確保済み。
  • 2025年は実証フェーズ、2026年に限定商用運行、2027年に量産型トラックによる本格収益化を予定。
  • ARK Investが「次世代インフラ銘柄」として組入れ。

リスクと競合

  • 法規制:州ごとの自動運転法整備が遅れており、商用展開には政治的調整が必要。
  • 競合企業:Tesla(FSD)、Waymo(Google)、TuSimpleなどが同領域で競合。ただしAuroraは物流特化+OEM提携型モデルで差別化。
  • 株価ボラティリティ:スタートアップゆえに株価変動が大きく、短期投資には不向き。

3D Systems Corporation(DDD)

  • 分野:3Dプリンティング(医療・航空・産業向け)
  • 上場市場:NYSE
  • 株価:約1.8ドル前後(低位株)

企業概要と技術の強み

3D Systemsは1986年創業の3Dプリント技術のパイオニアです。

そして金属・樹脂・バイオマテリアルに対応したプリンターとソフトウェアを提供し、医療・航空・防衛・産業分野に展開しています。

  • 医療分野:歯科矯正、インプラント、再生医療向けにカスタム対応可能なプリント技術を提供。
  • 航空・防衛:高信頼性部品の製造に強み。米国防総省やNASAとの取引実績あり。
  • 産業用途:「3P戦略」(Process, Parts, Printer)により、設計から製造まで一貫対応。

財務と戦略

  • Geomagic事業を売却し、約1億ドルの現金を確保。非中核事業から撤退し、収益性の高い分野に集中。
  • 営業費用を前年比27%削減。2026年までに8,500万ドルのコスト削減を目指す。

投資観点

  • 医療・防衛など高信頼性市場に特化。AI設計最適化との連携も進行。
  • 景気敏感性があり、消費者向け市場の需要減退には注意。
  • BOTZ・ROBOなどのETFに組入れられており、テーマ投資の一部として有効

Tesla, Inc.(TSLA)

  • 分野:EV、自動運転、人型ロボット、製造ロボティクス
  • 上場市場:NASDAQ
  • 株価(2025年10月時点):約260〜280ドル

企業概要と技術の強み

TeslaはEV企業として知られていますが、近年はAI・ロボティクス企業としての側面が強化されています。

  • Optimus(人型ロボット):2025年に第2世代試作機が完成。倉庫・製造・家庭用途を視野に。
  • FSD(Full Self-Driving):AIによる自律運転技術。2025年には北米で限定的な完全自動運転モードが実装。
  • ギガファクトリー:溶接・搬送・組立の自動化が進み、ロボティクス導入の実証場となっている。

財務と戦略

  • 2025年Q2売上:約270億ドル。自動運転関連のソフトウェア収益が前年比40%増。
  • Optimusは社内利用から外部販売へ移行予定。2026年に初期商用モデルを出荷予定。
  • AIチップ「Dojo」による学習効率向上で、FSDの精度が飛躍的に向上。

投資観点

  • 強み:AI・ロボティクス・製造自動化を垂直統合。Elon Muskのビジョンが市場を牽引。
  • リスク:規制・倫理・安全性に関する社会的議論が継続。
  • ETF組入れ:BOTZ・IRBOなどに高比率で組入れられており、テーマETFの中核銘柄

米国株を購入するには?

SBI証券でも米国株の購入は可能ですが、筆者のおすすめはmoomoo証券です。たとえば日本時間の昼間でも米国株の取り引きが可能など多くのメリットがあります。

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日本株のロボティクスおすすめ銘柄(2選)

それでは次に日本株の厳選2銘柄です。

ダイフク(6383)

  • 分野:マテリアルハンドリング・物流ロボット
  • 上場市場:東証プライム
  • 株価(2025年10月時点):約8,000円前後

技術と事業構成

ダイフクは自動倉庫・搬送システムの世界的リーダーです。そして製造業・EC・空港・半導体工場などに多くの導入実績があります。

  • 物流ロボット:AGV(無人搬送車)、スタッカークレーン、ソーターなどを提供。
  • 制御ソフトウェア:AIによる在庫最適化・搬送ルート制御を実装。
  • 海外展開:北米・中国・韓国・欧州に拠点。2025年は米国で大型EC倉庫案件を受注。

財務と戦略

  • 2025年3月期売上:約6,800億円。営業利益率は12%超。
  • 半導体・EV工場向けのクリーン搬送設備が好調。医薬品・食品分野にも展開。
  • ESG対応として省エネ型搬送機器の開発を強化。

投資観点

  • 強み:景気に左右されにくいインフラ型事業。導入先の多様性が安定性を生む。
  • リスク:大型設備投資のタイミングにより受注変動あり。
  • ETF組入れ:BOTZ・ROBOに含まれることが多く、グローバル物流テーマの中核。

川田テクノロジーズ(3443)

  • 分野:ヒューマノイドロボット・制御技術・建設機械
  • 上場市場:東証スタンダード
  • 株価(2025年10月時点):約3,200円前後

技術と事業構成

川田テクノロジーズは橋梁・建設機械の老舗企業ですが、近年は人型ロボット開発に注力しています。

  • HRPシリーズ:国立研究開発法人と共同開発したヒューマノイドロボット。災害対応・建設現場での活用を想定。
  • 制御技術:アクチュエータ・センサーフィードバック・AI制御を組み合わせた高精度動作。
  • 実証実験:国土交通省・防災科学技術研究所との共同プロジェクトが進行中。

財務と戦略

  • 2025年3月期売上:約500億円。ロボティクス関連はまだ収益貢献は小さいが、研究開発費を年率20%増で投下中。
  • 建設機械部門とのシナジーにより、災害対応・インフラ点検分野での展開を加速。
  • 2026年に新型HRPの商用化を予定。

投資観点

  • 強み:公共投資との連携、災害対応という社会的意義の高い分野。
  • リスク:収益化までの時間軸が長く、短期的にはボラティリティが高い。
  • ETF組入れ:ROBOなどに一部組入れ。日本の人型ロボット技術の象徴的存在。

注目のロボティクス関連ETF

ロボティクス関連ETF

もし個別株の選定が難しい場合や、分散投資を重視したい場合には、ロボティクス関連ETFが有力な選択肢です。

ここでは、2025年時点で注目されているロボティクス関連ETFを厳選して3本取り上げます。

Global X Robotics & Artificial Intelligence ETF(BOTZ)

  • 運用会社:Global X
  • 構成銘柄例:Nvidia、ABB、Fanuc、Intuitive Surgical、Keyence、Tesla
  • 特徴:
    • 世界の大型ロボティクス・AI企業に集中投資。
    • 医療用ロボット(手術支援)、産業用ロボット(組立・搬送)、AI半導体などを網羅。
    • 日本企業の比率も高く、グローバル分散性がある。
  • 投資スタンス:中長期保有向け。テーマ性が明確で、テスラやファナックなどの成長企業を含む。

ROBO Global Robotics and Automation Index ETF(ROBO)

  • 運用会社:Exchange Traded Concepts
  • 構成銘柄例:iRobot、Cognex、Yaskawa Electric、HollySys、Trimble
  • 特徴:
    • 中堅ロボティクス企業を広く網羅し、分散性が高い。
    • 製造・物流・医療・農業・防衛など、導入分野の広さが魅力。
    • 成長性と安定性のバランスが良く、テーマETFの中でもボラティリティが比較的低め。
  • 投資スタンス:初心者にも扱いやすく、長期分散投資に適する。

iShares Robotics and Artificial Intelligence ETF(IRBO)

  • 運用会社:BlackRock
  • 構成銘柄例:UiPath、JD.com、Zebra Technologies、Ambarella、Sony
  • 特徴:
    • 米国・アジアのテック企業を広く含み、AI・ロボティクスの周辺技術もカバー。
    • 比較的低コストで、テーマ偏重リスクを抑えた設計。
    • クラウドAI、エッジコンピューティング、IoT連携企業も含まれる。
  • 投資スタンス:安定志向の分散投資に適し、ロボティクス市場全体の成長を広く取り込める。

ロボティクス銘柄まとめ

2025年以降のロボティクス市場は、AI・自動化・社会課題解決の交差点として、投資対象としても大きな可能性を秘めています。

本記事では、注目のロボティクス銘柄ということでAuroraの物流特化型戦略、3D Systemsの医療向け3Dプリント、Teslaの人型ロボットと製造自動化を取り上げました。

また、日本ではダイフクの物流インフラと川田のヒューマノイド技術が注目されています。

個別株で技術や戦略を深掘りするもよし、ETFを活用して分散性と長期安定性を両立するもよし。

本記事で紹介した銘柄やETFは、いずれもテーマ性が明確で、技術革新と社会的ニーズの両面から注目される存在です。投資判断の一助になれば幸いです。

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株式投資、暗号資産投資、脱毛などの美容やエンタメが趣味。
3年で金融資産2000万円に到達。
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ブログとFXを勉強中。

・株式投資は日本高配当株
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・脱毛はメンズエミナルで医療レーザー脱毛、メンズTBCでニードル脱毛を経験。

脱毛でなぜ2つ通うのか、体験はどうだったかなども記事にしていきます。

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