SBI証券のiDeCoが大幅進化!NASDAQ100・FANG+・ゴールド追加
SBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)が大きく進化しようとしています。
今回の見直しでは、投資家から高い人気を集めるNASDAQ100、FANG+、世界半導体株、ゴールド関連ファンドなどが新たに追加候補として登場しました。
特に注目なのが、2026年5月に設定されたばかりの「SBI・NASDAQ100インデックス・ファンド」です。信託報酬は年0.1958%とNASDAQ100連動型ファンドとしては業界最安水準でありながら、わずか数週間で純資産総額300億円超を集めるなど、大きな注目を集めています。
さらに2027年1月からはiDeCoの掛金上限が大幅に引き上げられる予定です。制度改正によって投資できる金額が増えるタイミングで、商品ラインナップも一気に強化されることになります。
今回は、SBI証券のiDeCoで何が変わるのか、追加予定商品の特徴、NISAとの使い分け、そして商品選びの考え方まで詳しく解説します。
SBI証券のiDeCoが超進化!ラインナップ最強クラスへ
SBI証券はiDeCo運用商品の見直しを発表しました。
今回の追加候補の中でも特に注目を集めているのが以下の4本です。
いずれも新NISAで高い人気を集めている投資信託であり、それらがiDeCoでも利用できるようになる可能性があります。
今回の見直しは、2027年1月から予定されているiDeCo掛金上限引き上げを見据えた対応と考えられます。
スケジュールとしては、2026年6月上旬から中旬にかけて除外対象商品の保有者へ通知が行われ、その後問題がなければ2026年10月16日に商品の入れ替えが実施される予定です。
追加候補は11本、除外対象も11本となっています。
今回の特徴は単なる商品追加ではありません。
これまではS&P500や全世界株式など王道インデックスファンドが中心でしたが、今回の見直しによって「攻め」と「守り」の選択肢が大幅に広がります。
例えば、
という設計が可能になります。
つまり、老後資金の運用においてもリスク許容度に応じたポートフォリオ構築ができる環境が整いつつあるのです。
iDeCoならではの「スイッチング」も魅力
iDeCoにはNISAにはない特徴があります。
それが「スイッチング」です。
NISAでは売却後に買い直すことはできますが、非課税枠の復活は翌年以降です。
一方でiDeCoでは、保有している商品を売却して別の商品へ自由に乗り換えることができます。
例えば、S&P500で積み上げてきた資産の一部をNASDAQ100へ移したり、退職が近づいたら株式比率を下げて元本確保型商品へ変更したりすることも可能です。
ただし、短期的な値動きに振り回されて頻繁に売買することはおすすめできません。
あくまで長期的な資産設計の中で活用することが重要です。
SBI証券のiDeCoでどれを選ぶ?注目6ファンドを比較
今回注目されているNASDAQ100、FANG+、世界半導体、ゴールドを評価するためには、既存の王道ファンドと比較する必要があります。
比較対象としては以下の6ファンドです。
まずは王道のS&P500と全世界株式
資産形成の中心として最も有力なのは依然としてS&P500や全世界株式です。
信託報酬は非常に低く、長期運用に適しています。
また、リターンとリスクのバランスも優秀で、多くの投資家にとって土台となる選択肢です。
NASDAQ100は「攻めの中核」
NASDAQ100は米国の大型ハイテク企業に集中投資する指数です。
近年はAIブームの恩恵もあり高いリターンを実現してきました。
SBI版NASDAQ100は信託報酬0.1958%と低コストであり、攻めの中核として活用しやすい商品です。
FANG+はさらに尖った成長投資
FANG+は一握りの巨大ハイテク企業に集中投資する指数です。
過去のリターンは非常に高い一方で、値動きも激しくなります。
資産形成の主力ではなく、アクセントとして利用するのが現実的でしょう。
半導体ファンドは超ハイリスク・ハイリターン
近年のAIブームによって半導体関連企業は大きく成長しています。
その結果、野村世界半導体株投信は非常に高いリターンを記録しています。
しかしテーマ型ファンドである以上、景気や業界動向の影響を強く受けるため、大きな下落リスクもあります。
魅力的なリターンだけで判断するのではなく、リスクも理解しておく必要があります。
ゴールドは守りと分散の選択肢
ゴールドは株式とは異なる値動きをすることが多く、分散効果が期待できます。
株式だけでは不安という方にとっては、ポートフォリオ全体の安定化に役立つ存在となるでしょう。
今回追加候補に入ったことで、iDeCoでも本格的な分散投資がしやすくなります。
iDeCoに月5,000円でも意味はある?
iDeCoの最低掛金は月5,000円です。
「たった5,000円で意味があるのか」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、長期間続けることで結果は大きく変わります。
月5,000円を30年間積み立てた場合、投資元本は180万円です。
それでも運用利回りによって将来資産は大きく変化します。
もちろん高利回りが30年間続く保証はありません。
しかし重要なのは、「少額でも長期間継続することで大きな差が生まれる」という点です。
さらにiDeCoには税制メリットがあります。
- 掛金が全額所得控除
- 運用益が非課税
- 受取時も税制優遇あり
老後まで使わない資金であれば、非常に強力な制度と言えるでしょう。
4.NISAとiDeCo、どちらを使うべき?
結論から言えば、どちらか一方ではなく併用がおすすめです。
NISAとiDeCoは目的が異なります。
NISAの特徴
- 運用益が非課税
- いつでも売却可能
- 近い将来使うお金にも向く
iDeCoの特徴
- 掛金が所得控除
- 運用益も非課税
- 60歳まで原則引き出せない
例えば毎月5万円投資できる人なら、4万円をNISA、1万円をiDeCoという使い方も有効です。
所得控除の恩恵を受けながら、流動性も確保できます。
2027年以降は掛金上限が大幅に引き上げられる予定であり、iDeCoの活用価値はさらに高まるでしょう。
5.SBI証券のiDeCo商品選び方【簡単5ステップ】
最後に、今回の変更を踏まえた商品選びの考え方を整理しておきます。
ステップ1:土台を決める
まずはS&P500や全世界株式などの王道ファンドを中心に考えましょう。
迷う人はまずここからで十分です。
ステップ2:攻めを足すか考える
もう少し成長性を求めたいならNASDAQ100を追加する選択肢があります。
成長企業への比重を高めるイメージです。
ステップ3:尖った商品は少額で
FANG+や半導体ファンドは魅力的ですが、値動きも大きくなります。
主力ではなくスパイスとして活用するのが基本です。
ステップ4:守りや分散を考える
株式だけでは不安ならゴールドを組み合わせる方法もあります。
異なる値動きをする資産を加えることでリスク分散が期待できます。
ステップ5:NISAとiDeCoの役割を分ける
近い将来使うお金はNISA、老後まで使わないお金はiDeCo。
この役割分担を明確にしておくことが大切です。
まとめ|流行ではなく自分の設計図で選ぼう
今回のSBI証券iDeCoの見直しによって、投資家の選択肢は大きく広がりました。
NASDAQ100、FANG+、半導体、ゴールドなど魅力的な商品が追加されることで、これまで以上に柔軟な資産配分が可能になります。
しかし、選択肢が増えれば増えるほど重要になるのが「自分の設計図」です。
流行の商品だから、最近上がっているから、という理由だけで選ぶのではなく、自分の老後資金の中でどのような役割を持たせるのかを考えることが重要です。
攻めるなら攻める理由を持つ。
守るなら守る理由を持つ。
NISAで運用するお金なのか、iDeCoで老後まで寝かせるお金なのか。
そこまで考えて商品を選ぶことが、長期投資で成功するための近道と言えるでしょう。


