【今週のピックアップ銘柄】澁澤倉庫ー2026年2月4週ー
累進配当宣言で12期連続増配、倉庫、港湾、輸送、不動産事業など複数の軸を有する老舗の総合物流企業:澁澤倉庫
今週のピックアップ銘柄:澁澤倉庫(9304)

澁澤倉庫は創業125年の老舗物流企業です。倉庫、港湾、輸送に加えて不動産業も営み、複数の軸を持った安定企業です。物流なので景気敏感企業と思われがちですが、保管に流通という必要不可欠な社会インフラでもあります。
セグメント情報は以下の通りです。物流で約92%、残りが不動産となっています。

海外売上高の情報はないため、完全内需の企業となります。
澁澤倉庫の注目点
直近で株価が好調な澁澤倉庫ですが、その注目点について見ていきます。
累進配当宣言で15期非減配、12期連続増配
澁澤倉庫は累進配当を宣言しており、記念配当を除けば非減配期間は15期、さらに連続増配は12期に達しています。
安定した配当を実現できる理由は、安定したEPS成長率にあります。EPS成長率はおよそ年平均で約15%となっており、安定した成長を続けていることが魅力です。
不動産業というストック収益
倉庫に加えて自社保有の物流施設やオフィスの賃貸による賃料収入が安定した利益を下支えしています。
澁澤倉庫の株価指標
PER、PBR、配当利回りの水準
PERは12.9倍、PBR1.18倍となっています。澁澤倉庫の過去5年レンジでの推移で見るといずれも高い水準となっていますが、株価が好調であることが一因です。しかし、いずれも高すぎる水準とはいえず、過度に買われているとは言えない水準です。


そして配当利回りは直近で3.89%となっています。以下は実績値なので直近の増配を反映していません。現在の利回りは澁澤倉庫の過去の推移と比較すると高めの水準になっています。

株価推移
6カ月の日足チャートを見ると非常にキレイな右肩あがりとなっています。

そして5年の週足チャートですが、こちらもキレイに上昇しています。特に2025年からの上昇の勢いが強くなっていることが分かります。

澁澤倉庫の株主還元と業績推移
株主還元の方針については配当性向50%以上、140円を下限とした累進配当方針と明記されています。
そうした会社側の取り組みもあって、記念配を除けば12期連続増配の予定です。

また、配当性向は42%程度のため、それほど無理をしているわけでもありません。

さらに通期業績推移を引用しますが、営業利益はキレイに上昇していることが分かります。直近すこし頭打ち感が出ている点は留意です。

自己資本比率は約55%で財務健全、自己資本は積み上げ傾向です。

今週のピックアップ銘柄:澁澤倉庫まとめ
澁澤倉庫は安定した事業成長を長年続ける老舗の総合物流企業で、配当性向50%以上、140円を下限配当とする累進配当政策を宣言しています。不動産事業によるストック収益も安定した利益水準を下支えしており、無理なく連続増配できることが魅力です。
配当利回りは3.8%と十分に高い利回りです。
なお、筆者はかなり前から保有しており、もうすぐダブルバガーです。機を見てさらに買い増したいと考えています。




