ソラナ(SOL)は終わった?価格下落の理由と今後の将来性を徹底解説
暗号資産のソラナ(SOL)をご存じでしょうか。
2024年から2025年にかけて、ソラナは「次世代の有力な暗号資産」として大きな注目を集めました。
ところが、その後の暗号資産市場では大きな調整が入り、ソラナの価格も大きく下落しています。
「ソラナはもう終わったの?」
「ビットコインが下がったからソラナも下がったの?」
「それでもソラナには将来性があるの?」
このように感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、2026年になった現在もソラナのブロックチェーンでは、ステーブルコイン、決済、RWA(現実世界の資産のトークン化)、DeFiなどの利用が拡大しています。
Solana Foundationによると、2026年5月にはソラナ上のRWA総額が28億ドルを超え、トークン化株式のオンチェーン取引では97%のシェアを占めたとされています。また、ステーブルコインの供給量も大きく拡大しています。
つまり、価格が下落していることと、Solanaというネットワークの利用が伸びていることは別問題なのです。
この記事では、暗号資産初心者の方にも分かるように、ソラナとは何なのか、なぜ注目されたのか、ビットコインやイーサリアムとは何が違うのか、そして価格が下落した現在でも将来性があるのかを解説します。
- ソラナ(SOL)とは何なのか
- ソラナの技術的特徴と強み(PoH/PoS、処理速度、低手数料)
- イーサリアムとの違いと用途ごとの使い分け(分散性 vs UX)
- ソラナのリスクと注意点
- ソラナの将来性、購入・保管のポイント
はじめに
2025年にはビットコインを中心に暗号資産市場が大きく上昇する局面がありました。
しかし2026年に入り、市場全体が調整局面に入り、ソラナも大きく下落しています。
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が時価総額1位・2位を占めるなか、ソラナ(SOL)も第7位にランクインしています。
下落した今でもソラナは、RWAやステーブルコイン、決済などの分野で利用が拡大しており、今後の成長が期待されている暗号資産の一つです。
🔍ソラナとは?

ソラナ(Solana/SOL)は、2020年3月にローンチされた比較的新しいプラットフォームです。
開発者は元クアルコムのエンジニアであるAnatoly Yakovenko。
そして既存チェーンの「処理速度」「手数料」の課題を解決することを目指して独自設計されたものです。
🔄 時価総額上位7位の暗号資産とローンチ年
ここでは、2026年8月時点の時価総額ランキング上位の暗号資産のローンチ年をまとめました。
| 順位 | 暗号資産 | ローンチ年 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ビットコイン(BTC) | 2009年 | 暗号資産の原点。価値保存や決済手段として利用される。 |
| 2位 | イーサリアム(ETH) | 2015年 | スマートコントラクトを利用できる主要なブロックチェーン。 |
| 3位 | テザー(USDT) | 2014年 | 米ドルとの価値連動を目指す代表的なステーブルコイン。 |
| 4位 | BNB(BNB) | 2017年 | BNB Chainの基軸となる暗号資産。 |
| 5位 | USDコイン(USDC) | 2018年 | 米ドルとの価値連動を目指すステーブルコイン。 |
| 6位 | XRP(XRP) | 2012年 | 国際送金などの決済用途を想定した暗号資産。 |
| 7位 | ソラナ(SOL) | 2020年 | 高速・低コストを特徴とするスマートコントラクト対応のブロックチェーン。 |
※時価総額ランキングは変動するため、順位は2026年8月10日時点のものです。
ビットコイン、イーサリアム、ステーブルコイン、BNB、XRPに続く世界有数の暗号資産であることに変わりはありません。
特に注目したいのは、2020年にローンチされた比較的新しいプロジェクトでありながら、時価総額で世界7位に入っている点です。
これは、Solanaが単なる新興アルトコインではなく、暗号資産市場における主要なブロックチェーンの一つとして認識されていることを示しています。
⚙️ソラナの技術的特徴とメリット
ソラナは従来のチェーンが抱える課題に対し、根本的な設計で対処しています。特に高速処理、低コストを重視しています。
- 高速処理:大量のトランザクションを高速に処理できるよう設計されている。
- 低コスト:手数料が極めて低く、大量のトランザクションを前提にしたサービス設計が可能。
- PoHの導入:トランザクションの順序を時間的に証明する仕組みをブロックチェーンに組み込み、ノード間での合意を高速化。
- 相互運用性:ブリッジを通じてイーサリアム等と資産を移動可能。エコシステムの相互活用が進む。
- 開発環境:RustやCなど汎用言語での開発をサポートし、既存の開発者資源を呼び込める。
これを見て、「イーサリアムと似てない?」と思った方がいるかも知れませんが、正解です。
ソラナにはイーサリアムと共通する点も多く、ステーキングやスマートコントラクト、DeFi/NFTエコシステムの存在は両者に共通しています。
ただし、ソラナは「同等の機能をより高速・低コストで提供する」ことを中心設計に据えている点が特徴です。
次節では、具体的にイーサリアムとの違いを詳述します。

⚔️ソラナ vs イーサリアム
設計思想とトレードオフ
ここは「なんのこっちゃ?」となるかも知れないので、例えを入れたいと思います。

ソラナは「高速特急」のように専用レールと高速制御で目的地へ素早く到達する設計で、大量の乗客を短時間でさばけます。
イーサリアムは「普通列車」のように多くの駅に止まり誰でも乗降できる分散的な設計で、柔軟性が高い代わりに所要時間が長くなります。
用途に応じて「速さが最優先か」「分散性と堅牢性が最優先か」を選ぶイメージが分かりやすいです。
- イーサリアムは「分散性と柔軟性」を重視し、幅広いノード参加と高い検閲耐性を確保。結果としてトランザクション処理速度や手数料面で制約を抱えることがある。
- ソラナは「UX(体験)とスピード」を優先し、高性能ノードやPoHを活用して処理を高速化。だが高性能ノード依存は分散性の面でのトレードオフを生む。
ユースケースでの棲み分け
- ソラナ向き:高速取引、リアルタイムゲーム、低遅延決済(Solana Pay)、大量トランザクションを扱うアプリ。
- イーサリアム向き:複雑なスマートコントラクト、組織運営(DAO)、セキュリティ重視のDeFiプロトコル、企業のブロックチェーン導入。
現時点では両者は互いに「代替」ではなく「用途に応じた選択肢」として補完関係にあると理解するのが実務的です。
🔮ソラナの将来性とリスク
ソラナの将来性は「技術進化」「企業導入」「市場の受容」「実アプリの成功」が一体となってその期待値の高さが示されています。
技術進化とパフォーマンス向上
Solanaでは現在も技術的なアップデートが続いています。
特に注目されているのが「Alpenglow」です。
Solana Foundationによれば、Alpenglowはコンセンサスプロトコルを刷新し、最終確定までの時間をおよそ150ミリ秒にすることを目標としています。メインネットでの導入は2026年第3四半期が予定されています。
また、Firedancerなど複数のバリデータクライアントの開発も進められています。
こうした技術進化が実際に安定性や処理性能の向上につながれば、Solanaの競争力をさらに高める可能性があります。
企業導入とインフラ拡大
- VisaはUSDC決済の一部をソラナ上で処理する実証実験を実施し、高速・低コストな決済インフラとしての評価を得ています。
- ShopifyなどのEC連携により、Solana Payを使ったリアルな決済導入が進行中で、Web3と既存経済の橋渡しが進んでいます。
2026年3月には、Solana Foundationが企業向けの「Solana Developer Platform」を開始しました。
これは、企業がSolanaを利用して、
- ステーブルコイン
- トークン化預金
- RWA
- 決済
- オンチェーン取引
などを構築するためのインフラを提供するものです。
初期ユーザーとしてMastercard、Worldpay、Western Unionなどが挙げられています。
もちろん、こうした企業名が出てきたからといって「SOLの価格が上がる」とは限りません。
ここは投資初心者の方には注意してほしいところです。
ネットワークの利用が増えることと、SOLの価格が上昇することは同じではありません。
それでも、Solanaが単なる投機対象ではなく、企業や金融サービスのインフラとして利用されようとしていることは、将来性を考えるうえで重要な材料です。
市場動向と価格推移(2026年8月時点)

これらはソラナが「投資」と「実需」の両面で注目されていることを示します。
なお、上昇していく暗号資産の特徴は、当たり前ではありますが、直近ブームで付けた最高値を更新していくことです。
したがって、今後は2025年につけた最高値を更新できるかどうかが焦点です。
ソラナとビットコインは連動する?
ここは、SOLへの投資を考えるなら非常に重要です。
結論から言えば、
SOLはビットコイン(BTC)とかなり同じ方向に動きやすい暗号資産です。
ただし、
「BTCが1%下がったらSOLも必ず1%下がる」
という意味ではありません。
暗号資産市場では、ビットコインが市場全体の方向性を左右することが多いためです。
例えば、
BTCが上昇
↓
暗号資産市場全体がリスクオン
↓
投資家がアルトコインにも資金を振り向ける
↓
SOLなどがBTC以上に上昇する
という流れが起こることがあります。
逆に、
BTCが下落
↓
暗号資産市場がリスクオフ
↓
アルトコインから資金が流出
↓
SOLがBTC以上に下落する
ということもあります。
つまりSOLは、
「BTCと同じ方向に動きやすいが、値動きはより大きくなりやすい」
と考えると分かりやすいでしょう。
なぜソラナはビットコイン以上に下落しやすいのか?
ここが、今回この記事を書き直すうえで最も重要なポイントです。
Solanaの技術や利用状況が悪化していなくても、SOLの価格が大きく下落することはあります。
なぜなら、SOLには将来への期待が大きく織り込まれているからです。
ビットコインには、
「デジタルゴールド」
「価値保存」
という比較的シンプルな投資ストーリーがあります。
一方、Solanaには、
など、多くの成長期待があります。
市場が強気のときには、
「Solanaの将来はすごい!」
と評価されやすい。
しかし市場が弱気になると、
「それは将来の話であって、今の利益ではない」
と評価され、期待の大きかった銘柄ほど売られやすくなります。
そのため、SOLはBTC以上に大きく上昇する可能性がある一方、下落するときも大きくなりやすいのです。
それでもソラナに将来性があると考える理由
ここまで読むと、
「じゃあSOLは危険なだけじゃないの?」
と思うかもしれません。
もちろんリスクはあります。
しかし、2026年現在のSolanaを見ていると、価格以外の部分では興味深い進展が続いています。
特に注目したいのが、前述の
RWA・ステーブルコイン・決済
です。
RWA・トークン化資産
ソラナの将来性を考えるうえで、特に注目したいのがRWA(Real World Assets)です。
RWAとは、株式や債券、不動産など、現実世界に存在する資産をブロックチェーン上でデジタル化し、取引できるようにする仕組みです。
これまで暗号資産といえば、ビットコインやNFTなど「デジタル上の資産」というイメージが強いものでした。
しかしRWAが普及すれば、現実世界の金融資産そのものがブロックチェーン上で扱われるようになります。
Solana Foundationによると、2026年5月にはSolana上のRWA総額が28億ドルを超え、トークン化株式のオンチェーン取引では97%のシェアを占めたとされています。
もちろん、RWA市場が拡大したからといって、そのままSOLの価格上昇につながるわけではありません。
それでも、Solanaが単なる投機目的の暗号資産ではなく、現実の金融資産を扱うインフラとして利用され始めていることは、将来性を考えるうえで重要なポイントです。
今後、株式や債券などのトークン化がさらに進めば、低コストかつ高速に資産を移転できるSolanaの強みが生きる可能性があります。
ステーブルコイン・決済
もう一つ注目したいのが、ステーブルコインと決済です。
ステーブルコインとは、米ドルなどの法定通貨との価値連動を目指す暗号資産です。
ビットコインやSOLのように価格が大きく変動する資産とは異なり、決済や送金などに利用しやすいという特徴があります。
Solanaではステーブルコインの利用も拡大しており、2026年5月にはネットワーク上のステーブルコイン供給量が164億ドルに達したとされています。
また、Visaなどの金融企業によるSolana上でのステーブルコイン決済の利用も進んでいます。
ここで重要なのは、「SOLそのものを決済に使う」ことだけがSolanaの価値ではないという点です。
例えば、米ドル連動のステーブルコインをSolana上で送れば、Solanaの高速・低コストという特徴を利用できます。
つまりSolanaが目指しているのは、単なる「暗号資産の送金ネットワーク」ではなく、ステーブルコインを使った決済や金融取引を支えるインフラになることとも考えられます。
RWAとステーブルコインの利用がさらに拡大すれば、Solanaが金融サービスの基盤として利用される機会も増えるでしょう。
ただし、ここでも注意が必要です。
ネットワークの利用が増えることと、SOLの価格が上昇することは同じではありません。
Solanaの利用拡大が、どのようにSOLの需要や価値につながっていくのか。
ここは今後のSOLを評価するうえで、非常に重要なポイントになりそうです。
SOLは「将来性がある=今すぐ買うべき」ではない
ここまで読んで、
「結局、SOLは買ったほうがいいの?」
と思う方もいるでしょう。
私の考えでは、
「Solanaには将来性がある」と「今すぐSOLを大量に買う」は別の話です。
Solanaは確かに興味深いプロジェクトです。
RWA、ステーブルコイン、決済、DeFiなどの利用が広がり、企業による導入も進んでいます。
一方で、SOLの価格は非常に大きく変動します。
そのため、暗号資産初心者なら、
まずはビットコインなど比較的規模の大きい暗号資産を中心に考え、そのうえでSOLをサテライト的に検討する
という考え方もあります。
SOLに投資する場合も、最初から大きな金額を投入するのではなく、少額から始める方法があります。
🛒SOLの購入方法
ソラナ(SOL)は国内の暗号資産販売所・取引所で購入可能です。
ただし、購入はできるだけ取引所で行うようにした方が手数料がかからないのでお得です。この点については以下の記事もご確認ください。

なお、SBI VC トレードでは販売所でしか購入できないようでしたので、筆者が国内取引所を利用する場合は、SOLを取引できるGMOコインを候補の一つとして考えています。
そのGMOコインについては別途、記事にまとめる予定ですが、ここでは簡潔に流れを掲載します。
購入手順(概略):
- 口座開設(本人確認書類提出)。
- 日本円を入金し、現物(またはレバレッジ商品)でSOLを購入。
- 長期保有する場合は取引所内でステーキングを利用。

購入時の注意点:
- 取引所に預けた資産は、大口や長期保有は自己管理ウォレットへの保管も検討。
- SOLは価格変動(ボラティリティ)が高い。分散投資や、初心者は少額からの投資にするなどリスク管理を徹底すること。
✍️まとめ:暗号資産、ソラナは下落したが、将来性まで失ったわけではない
ここまでソラナについて解説してきました。
2025年に注目を集めたあと、SOLの価格は大きく下落しました。
そのため、
「ソラナはもう終わったのでは?」
と考えてしまうのも無理はありません。
しかし、価格だけを見て判断するのは少し早いと思います。
2026年現在もSolanaでは、
などの利用が広がっています。
実際、Solana Foundationの発表では、2026年5月にRWA総額が28億ドルを超え、トークン化株式取引で97%のシェアを占めるなど、実需につながる動きも確認されています。
さらにAlpenglowなどの技術アップデートも進んでおり、Solanaが高速・低コストという強みをさらに伸ばそうとしていることも分かります。
もちろん、これだけでSOLの価格上昇が保証されるわけではありません。
ビットコインと連動して下落することもありますし、BTC以上に大きく値下がりする可能性もあります。
ネットワークの安定性や分散性、投機的な利用の多さなど、解決すべき課題も残っています。
それでも私は、
「SOLの価格が下落したからといって、Solanaそのものの将来性まで失われたわけではない」
と考えています。
むしろ今後重要なのは、
「Solanaが高速・低コストなブロックチェーンであること」
だけではありません。
RWAやステーブルコイン、決済などの分野で、本当に使われる金融インフラになれるのか。
ここがSolanaの将来を左右するポイントになるでしょう。
暗号資産初心者の方であれば、SOLだけに集中投資するのではなく、価格変動の大きさを理解したうえで、ポートフォリオの一部として慎重に検討するのがよいでしょう。
価格は下がった。
しかし、Solanaの挑戦はまだ終わっていない。
これが、2026年現在のソラナを考えるうえで、最も重要なポイントだと思います。


